期間:2025/06/19(木)〜6/29(日)
劇場:赤坂RED/THEATER
あらすじ(公式サイトより)
今ではない今
ここではない場所
そこにその島は存在する
吟遊詩人は懐かしそうに語る。
あの島について…
魔法使いの卵ソウマは、ある日浜辺で、記憶の一切を失くしたエマと出会う。
海の向こうに浮かぶのは、かつて伝説の王国が栄えたという…再生島。
王国はなぜ滅亡してしまったのか?
それを知る者はいない。
彼女はその島からやってきたのか?
なぜ彼女は記憶を失ったのか?
ソウマはエマと共に島へ渡り、アンナ、カイト、メイ、シーラたちと出会っていく。
その頃島は、触るものをすべて腐らせていくという魔物の出現に混乱を極めていた…。
島では、還元石なるものが掘り出されていた。
「全てを元に還(もど)す石」
開けてはいけない『パンドラ』の箱。
その島は生きていた。
確かに生きていた。
呼吸をしていた。

切なくて美しくて、観る人々の心に寄り添ってくれるような作品でした。
まず没入感がすごい!開演前から一面に広がる真っ白な世界が期待感を煽り、波のさざめきと共にお話が始まって一気に世界に入り込んだ感覚に。
今回前売り券は完売、日によっては僅かに残っていた当日引換券も初日が終わったあとに完売してしまったのがすごく惜しい作品でした。もっと観たい人に観てほしかった〜……。でもあの小さくて音が綺麗に響くレッドシアターで観るからこその良さがあり、あと個人的に前回のSide by Sideがここだった思い入れもあるのでレッドシアターなのは嬉しくてちょっと複雑。
前回のSide by Sideの感想です。未見の人はわたしと一緒に円盤を見ましょう。こちらも大好きで特別な作品です。
文章を書いている最中にLIVE配信が終わってしまいました(いつもの)。なのでDVDを、買おう!
こちらの記事はがっつり内容に触れた感想かつご覧になっていること前提の文章です。そしてワンスタライブの終了後配信同時視聴配信(YouTubeで見られますので舞台名で検索してみてください)の内容にも触れますので未見の方はそちらも是非。DVD予約はこちらから→http://oneonone.shop-pro.jp/?pid=187180624
また、台詞や歌詞、上記配信での発言の引用が記事に含まれますが記憶を捻り出しているものであり、正確さには欠けていますのでその点ご留意ください。
以下、キャラクターとキャストに踏み込んだ感想です。自己解釈を多大に含みます。
ソウマ(演:今牧輝琉さん)
偉大な魔法使いになることを夢見るひよっこ。
今牧さんは新テニミュ、4thでの越前リョーマ、No.6での紫苑役で拝見して以来でした。なので主演(No.6はW主演だけど)をされている舞台でしか拝見したことはないのですがキラキラとした存在感があって、ジャンプの主人公然としている印象があります。
内から溢れ出すような感情表現とそのリアルさが魅力的なので今回もとても楽しみにしていました。同時視聴配信にて阿紗子さんが「(シーンの)主役を引き立たせられるのがすごい」というようなお話をされていて、なんだそれ無敵か?と思いました。オーラの引き算ってできるんだ……。
未熟で、だけどひたむきで、純粋。そんな瑞々しいソウマが成長していく姿とその過程がとても良かったです。
「エマを守る、守りたい」と度々口にするので魔物以外、と言うか大陸にも何か脅威があるのかな?と思っていたのですが、特に触れられず。でも特に脅威と隣り合わせではない、少なくとも身近に感じずにはいられているわたしでも親戚の赤子の面倒を見ているとこの笑顔を守らなきゃ……と思うので、そういう感じなのかもしれない。
と言っても物語には特に関係のない部分なので、この世界での魔法使いの存在や立ち位置などついての説明が必要最低限なのも良かったですね。船に乗る際に魔法使いが申告しないといけないルールは気になりましたが、特に明かされなくてもモヤモヤして後に響く……!みたいな部分ではないのでその辺りのストレスがなく楽しめました。良い脚本。
ソウマの強くなりたい理由にエマの存在が大きいのはもちろんですが、何よりも「自分が胸を張りたいから」というのが、良いよね……。
ネタバレ感想なのでここで書いてしまいますが冒頭で「あなた、魔法使いなの?」と聞かれて物理的に胸を張る吟遊詩人に2回目以降から泣かされっぱなしでした。*1
カイトと特訓し鍛えられてハイ急に強くなりました、ではなくて最後の局面できっとその時点で何より大切なエマのことを他人に委ねてしまう、弱さが拭いきれないところが好きでした。
ソウマは自分の未熟さに慣れ過ぎていたのかな、と思います。一歩を踏み出して外側、魔法の能力や戦う力は強くなってもまだ踏み出す前の無力感や焦燥感みたいなものが彼の中で燻り続けていて。それを解消してくれたのがカイトの叱咤であり、エマとの別れだったのでしょう。
「彼女には笑っていてほしい」とエヴァの記憶を消したイベルと「記憶を取り戻せばきっと彼女は笑ってくれる」と考えるソウマの対比が良いですね。
ソウマのまっすぐな心がそのまま表れていふような歌声と抑揚の効いた台詞回しが好きです。その2つが組み合わさった「わか⤴︎ってるんだ」が大好き。
エマと出会って旗を出してしまうシーンの直前、自分が花を出したことに思い至って、そうだ!って表情をする細かさが好きで毎回楽しみにしていました。
あとイベルとエヴァの回想での「あなたの話も聞かせて?」の言い方も好きでした。親しみと優しさが込もっていて柔らかい声。
あとやっぱりエマとの別れの『俺は魔法使い』での「ほら笑った、笑ってくれた」の安堵が滲むような柔らかさが良かったです。エマに対しての自分がどうにかしたいってエゴからまた一歩進んで、相手の幸せを願える人になったのだなあという感慨がありました。
もう何も残っていないと思っていた島で咲き誇るローズマリーを見て、またひとつ強くなれているといいなあ。
カイト(演:安井一真さん)
魔物討伐のために島へやって来た元魔法使い。
お名前は何度も聞いたことがあったものの、舞台ででもイベントや番組でても実際拝見するのは初めてでした。
開演前インタビューにてご本人と役が真逆と仰っていてそうなんだ〜と思っていたのですが、今牧さんの配信番組である「まぴ先生といっしょ!!」で泰江さんとのゲスト回を視聴したところ素直で気立ての良い方という印象を受けました。ニコニコチャンネルに入会すればアーカイブはいつでも見られるのでオススメです。3人の学ラン姿も見れるぞ!
ぶっきらぼうで一匹狼。に見えて初対面のエマが訳ありなのを察して顔を隠してあげたりソウマの稽古をつけてあげたりとなんだかんだ面倒見が良く、そして、ずっとそうやって人と関わりたかったのかなと勝手に思っています。
堰を切ったように歌うカイトに同時視聴配信での浅井さんが「一度開いた心の閉じ方がわからないんだろうね」と仰っていたのがとても印象的でした。
話に一切出てこないので恐らく「最愛の母」が彼にとって唯一の肉親で、そんな母を失い、縋る思いで単身乗り込んだ先で頼りを見つけたと思ったら失敗してしまう。
明言されていないもののカイトに与えられた選択肢とは「完全には蘇らせられないが、それでもやるか?」というようなものだったでしょう。そして選び、もう一度会いたいと願った母は自分に傷をつけて消えてしまった。そしてその頼りには「選んだのはお前だ」と突き放される。
シーラに会わずに過ごした10数年が彼にとって暖かいものではなかっただろうというのはただの想像ですが、当たらずとも遠からずかと思います。
「魔物はすぐ朽ちてしまうもの」という認識だった だろう彼がいつかのために1人で鍛錬を積んでいた……かは謎ですが(でもそういう目的でもないと生きられなかったかもしれない)別れの挨拶も必要にならないほど他者と関わらず、自責に押し潰されそうになりながら孤独に生きていたのかなあ。
エマにかけてあげることになる布をカイトが被っていたのも他人との関わりを極力避けるためかなと思います。
カイトのソロはいつも、ずっとこうやって誰かに聞いてほしかったんだろうなと思いながら聞いていました。言いたいけど言えなくて、言えないけど言いたかったのかなって。
ところで魔物に襲われたあと彼へ「そんな風にしたやつを恨んでいるか、俺のやったことは間違いだったのか」と尋ねるシーンの度にやめてくださいよお!!と思ってました。
うちの魔物さん今やっと理性に打ち勝てたとこですよ!?これはモンペ的感情ではなく社長の禁煙を応援する平社員の人格です。なんの話?
同時視聴配信にて、浅井さんのお言葉だけど元は安井さんが仰ってたのかな?
「ソウマと自分が重なるから厳しくしてしまう」ってお話も良かったですね。
「呼吸する島」がジャンプで連載されてたらカイトって人気投票1位だろうな……。
クールに憎まれ口を叩くところとたまに見せる暖かさのバランスが好きです。
抱えるものの重さゆえの爆発もそれまでの彼の生きてきた軌跡が見えるようで毎回何度も泣かされました。
あとソロでのそれだけ↑のケが好き。
イベル/魔物(演:泰江和明さん)
植物が好きな青年。エヴァと出会い愛を分かち合うことで運命が大きく変わって行く。
浅井さやか様いつもありがとうございます。
前回のSide by SideもNo.6もとても素晴らしくて、またOne on Oneで泰江さんを拝見できること、すごく楽しみにしていました。
特に今回は浅井さんがXにて「見たことない泰江和明がいます」とポストしてらしたので更に期待でいっぱいだったのですが、その期待を大きく超えた姿でした。
観ている間、特に初日はその卓越した身体表現に目を瞠りましたが終わってみればその悲痛さが良く思い起こされます。
千秋楽、シーラが歌い魔物が踊る曲『出口なき迷路』の後半で迸るように伝わる悲痛さやもどかしさに気づけば涙が出ていました。
同時視聴配信で浅井さんも仰っていましたがあれは「空想でエヴァと一緒に花冠を持って踊っていたら体の自由が効かなくなって花冠を取り落としてしまい、現実に引き戻される」という泰江さんが提案した振りらしく、だから心を揺さぶられたのだなあと納得しました。
あの曲の「飢えと渇きが見せた幻想か」の歌詞があまりにも切ない。
この辺りの詳しいお話や魔物としての身体表現、朽ちてゆく体でアクションできるほど素早く動ける理由については泰江さんがFC配信で綿密に語られているので是非。
理論や理屈を固めつつ感情と感覚で動ける上にそれらの言語化も巧いので、舞台が好きで役者という職業に興味がある方は面白い話が聞けると思います。
話を戻しますがもし呼吸する島LIVEが実現したら絶対ローズマリー 〜海のしずく〜のインストをバックにイベルとエヴァに花冠を本当に持って踊ってほしくて……。魔物の曲だと悲しくなるのでまたソロで踊ってください。
『出口なき迷路』の歌唱がシーラなのもすごく良かったですね。
あの2人の大事な瞬間に関わっていた彼女だからこその説得力と荘厳な歌声でぴったりの人選でした。 そういえばわたしの言う“魔物”は存在でなく状態の話です。氷を水とは呼ばないので。
魔物がエマに花を渡すシーン、メイの「植物(や動物)の声が聞こえる」という能力から花冠から引き抜いたローズマリーなのかな?って思ってたんですが、浅井さんが千秋楽後のワンスタライブにて「これ(花冠)をエヴァだと思って持って行く」、同時視聴配信では「1輪(だけ)なのがいい」と仰っていたので違うかもしれないですね。
メイがローズマリーを聞いて歌うときに魔物も踊りながら一緒に歌っているので、理性のあるときは彼が懐かしみながら口ずさむからそれであのエマに渡したローズマリーが覚えていたのかもしれないですね。
観劇中はもし花冠のお花なら2人の一等幸せな時間が沁み込んでいるんだなと思っていました。
あのお花を渡す行為、少なくともイベルは記憶の鍵が何かわからない以上(鍵なんかないと思っていた可能性もあるけど)迂闊とも言える行動ですが、理性を焼き尽くされて尚残った感情でエヴァに渡さずにはいられなかったのを思うと、愛だ……。
熱く語るエヴァの姿に思わず笑い出してしまうイベルの表情が特に顕著ですが表情や声色が彼女への愛に満ちて見えるので、愛ゆえの行動であろう全てに説得力が生じているように感じます。
そういえばイベルはエヴァに対して恋をしていると言うより彼女を愛しているように見えるなあというメモを観劇後ふせったーに残していたのですが、イベルの「生まれて朽ちても また生まれる」からのエヴァとハモる「だから初めてじゃない」の“初めて”は2人の前世の繋がりの話で、だからもう一目見ただけで惹かれて恋よりも深い愛に落ち、『一つになろう』で海へと還ったのかな?
同時視聴配信で浅井さんが「(2人の感情が)恋じゃないってわかる」、「シーラがイベルを殺さなかったのは彼が信じている、命が巡るサイクルから彼を外さないため(細かいニュアンスうろ覚えです)」と仰っていたのでもしかしたらそういう側面があるかもしれない。
イベルがプロポーズとしてローズマリーを歌うときに柔和な声や表情が緊張で硬くなり、エヴァが受け入れてくれたと察してその緊張がほどける様がとても好きです。
千秋楽後の配信で阿紗子さんがあの歌を聞いて「2回に1回は泣きそうになってた」と仰ってたのが勝手に嬉しかった。
急な地震によろけるイベルの一瞬の動きが人間らしさを浮き彫りにしていて、はっきりと魔物の動きとの差があったのが良かったです。
死んでしまった理由が「子供を助けて身代わりになった」というところに彼の優しさが表れていて悲しい。
その後スローモーションで倒れて行って、反動でゆっくりと浮き上がった体が勢いよくぺしゃりと潰れるところ、人が生を失って物体になる過程が残酷なまでにしっかり描写されているように見えて何度見てもハッとさせられたシーンです。
蘇って一瞬何が起きたかわからないという表情をしていたイベルが、エヴァに抱きつかれて自分の生を実感した喜色を顔に広げながら抱き返すのが好きでした。
イベルに選択権はなかったけど、イベルも魔物になってでもエヴァともう一度会いたいか、と聞かれればそれを選んでいたのではないかなあと思いながら観ていた場面でした。
エマ=エヴァに辿り着きかけているカイトが「島民がエヴァを見かけなくなり、程なくして魔物が出現するという噂が現れた」というようなことを言っているので、魔物(完全体)にならずにいたのは彼が理性を押し留められていたから、つまりエヴァが傍にいて彼女を傷つけたくないという気持ちからなのかなと思います。
傷つけたくないと言えばこの作品の見事な部分にリプライズの巧妙さがあると思っているのですが、歌になるほど溢れる想いであるイベルの「触れたい」という切実な気持ちを乗せていたのと同じメロディで「触れたかった君に 触れている今」と歌うの本懐を遂げた描写として美しすぎる上に巧すぎる。浅井さやかさんは天才です。
拭えなかった涙をやっと拭って、エヴァもイベルにそうしてくれて、そして形のない海に2人で落ちていく切なくて美しい構図、素晴らしすぎる。
泰江さんのその瞬間瞬間の情感が込もった歌声がとても好きなのですが、このラストのイベルとエヴァ(エマ)の「一つになろう」の晴れやかでエヴァの存在をまるごと包み込んで抱きしめるみたいな歌い方も大好きです。
他にも細かく大好きなシーンはたくさんあるのですが、凄まじい量の羅列になっちゃいそうなので割愛。
この作品に泰江さんのおかげで出会えたこと、この作品に出演する泰江さんを拝見できたこと、嬉しいという言葉じゃ表せないほどの幸福と感謝でいっぱいです。
エヴァ(演:門山葉子さん)
かつて滅びた王国の研究のため島へやってきた考古学者。大体の元凶。
門山さんは舞台FGOのバビロニアにて拝見していました。こちらはそのバビロニアの感想ブログです。未見の方はちんぷんかんぷんだと思うので読まなくていいです。
> 歌がめちゃくちゃ上手い。高らかで繊細な歌声にずっと聞き惚れてました。って書いてありました。過去の自分の感想ながらかなりわかる。
門山さんのことだかシドゥリのことだか、>恩人だと思っているとも書いてありました。それはわからない。
上で「全ての元凶」という言い方をし、わたしは実際にそうだと思っているのですが、まっすぐ心の示すままに生きていてかなり好きなキャラクターです。
「のめり込んだらまっしぐらだ」とイベルが評し、きっと彼が彼女の愛しい部分のひとつだったように、彼女の魅力はそこにあると思います。好きな対象に一直線。
エヴァがきっと祈るような気持ちで捧げた、2人の思い出であるローズマリーの花冠から種が零れ堕ち、それが完全だったはずの棺の不純物になってしまったであろうこと、彼女の純然たる愛が裏目に出ているのがやりきれなくて好きです。
「生き返らせたい」という強い想いの説得力と、人間の弱さが滲んでいて愛しい。
あの花冠を捧げるシーンで初日には種が落ちる演出はなかった気がするんですが、わたしが泣きすぎて良く見られてなかっただけかもしれない。
キャラクター紹介のところで大体全ての元凶と書いたのは島で何度となく起こっている地震も、死火山が活火山として蘇ったのも、イベルの死のきっかけすら恐らくエヴァの作り出した純度100%の還元石の力によって引き起こされたものだと思われるからです。
しかしイベルの項で書いたようにイベルがエヴァに触れたいと切望する曲。
別の曲も入ってますが一旦無視して、あれが『一つになろう』と対比した歌詞になっていると考えると、「巡りゆく季節から逸れた命」が、「あなたの全てを受け入れたい」と願い、彼の今の姿とそれに至るまでの過程、かつての死をちゃんと受け入れたからサイクルという名の輪廻に2人で戻れた、とも取れるのではないかと思っています。
個人的には死んだら終わりだけど2人で幸せに死ねたからよかったね、というのが好みではあるのですが。
「命が巡る」を主軸に考えるとそうなるかもという話でした。
イベルに「僕を殺して」とお願いをされたエヴァが「私傍にいるから、殺してなんて言わないで」と返すのかなりエグいとは思うのですが、よりによってただもう一度会いたいと思って自分を蘇らせたエヴァに言うイベルもイベルだなと思います。
2人で森の奥に引っ込んでるのでエヴァにしか頼めない、彼の死生観から自殺は禁忌である、というのもあったのかな?とも思うけど……。
こちらは対比の話ではないのですが、「彼の傍で眠った」「怖くはない ここに彼がいるから」と胸の内を語られていたエヴァが、ラストで魔物の力によって自分が腐り落ちることを全く恐怖せずただ「イベルに触れたい」という理由で彼に触れるの、本当にイベルが傍にいれば、イベルを失うことさえなければ何も怖くないんだな……と感じられて良い。
エヴァに必要だったのってイベルと共に朽ちるかあるいは彼のいない世界で生きる覚悟で、ソウマと一緒に過ごすことで彼女もまた成長し、だから洞窟に迎えたのかもしれないですね。
こちらの冒頭の門山さんのお話で触れましたが、FGOでどこまでも突き抜けるようなソプラノの美しさに感動した記憶が鮮烈なので今回One on Oneで浅井さんの作られた曲を門山さんが歌うんだ!ととてもわくわくしていました。
役どころとしてもエマやイベルとハモる曲が多かったですが一緒に歌う人の声に寄り添いながらぐんと引き上げているようで、それでいてご自身の声も綺麗に響くので聞いていてとても心地よかったです。
指先まで神経が張り巡らされたような優美な動きと、同時配信視聴でも触れられていましたが胡座をかく粗雑さ、“エマ”が初めて還元石を目の当たりにしたときのクックッと動く肩が好きでした。
エマ(演: 髙橋果鈴さん)
イベルの願い、そしてシーラの魔法によって記憶を失ったエヴァ。
髙橋さんはミュージカル「Shuffle!〜まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』〜」にて拝見しました。こちらの脚本・作詞も浅井さんでしたね。
作中の曲にて「内気で病弱」と評されるベスが必死に踏ん張って懸命に剣を振る姿と、「鈴を転がしたような」という形容詞がぴったりな歌声に感銘を受けたのを覚えています。
若草物語と三銃士の物語が混ざり四姉妹と三銃士+ダルタニアンが入れ替わる、というお話だったのですが、ベスとアラミスの演じ分けはもちろん声の使い分けがとても印象に残っています。
アラミスの「私は……」から一息で「ベスだわ!」とベスの美しい声に切り替わる瞬間が好きでした。
「記憶を消すということは記憶を持たないお前を作り出すこと」とはシーラの言葉ですが、その表現として役が2人に分かれる、というのが構造的に面白かったです。
忘れるシーンと思い出すシーンの対になった演出も好き。ソウマの読み間違いという形でその存在にエマという名前が与えられるのもわかりやすくて良かったです。
またソウマが本名を知ってもずっとエマと呼び続けるのもいいですよね。出会って同じ時間を過ごした、彼女そのものをずっと見ている感じがして。
作中で呼び方について触れられず、当たり前のようにそうしている皆の空気感も好きでした。
エマは「きっと一度逃げたから(もう逃げない)」と言い、エヴァはほとんど衝動的に忘れること、逃げることを選んだけど、本質はソウマの見立て通り芯が強くてまっすぐな子なんだと思う。
これは作品に関係ないただの持論なのですが、「人間は追い込まれると本性が出る」は嘘だと思っています。
人間が動物である以上、追い込まれたときに出るのは本性じゃなくて本能ですよ。それを押さえつけて振る舞えるだけの理性があるかないかという話。
それは人の本性でも、ましてや本質でもないと思います。わたしがそう考えているだけで正しさの保証はないんですが。
エヴァの項で「ソウマと一緒に過ごすことで彼女もまた成長できたのかもしれない」と書きましたが、“エマ”にとって最も身近な存在であるソウマが隣にいて、すぐ近くで彼の成長を目の当たりにして。
エマが何も感じなかったはずないと思います。
だからあの忘却という逃避はエヴァ、エマという1人の存在にとって、回り道だったとしてもきっと必要なものだったんじゃないのかなあ。
まあ初見は魔物を生み出しておいて忘れたの!?なんだこの女!?!と感じたんですが。
ソウマの直向きさに実は一番影響を受けた人物がエマなのでは、と思っています。
エマがポケットに入れていた旗を取り出して眺めるところ、ソウマの未熟な魔法がちゃんの彼女のお守りになっていたことを知れて大好きなシーンです。メイがどんなものより素敵な魔法だったと暖かく添えてくれるのも良い。
きっとソウマの励まそうとする想いも不器用さも、エヴァがイベルに傾けていたのとはまた違う愛しさを大事に抱きしめていたんだなあと感じられて本当に好き。
私こういうの好きみたい!土とか、植物とか!と笑うエマのなんて可憐なこと……。
かつてイベルに教わった植物の命の尊さやそれらを慈しむ気持ちが記憶を失っても尚残っているのが嬉しい。
そんな彼女の記憶の鍵が、「イベルに教えてもらった」『ローズマリー』の曲で、それが咄嗟に出てくるところが好きです。これで思い出したら仕方ないって覚悟もあったのかな。
本当にあの2人にとって一等大事な思い出なんだなと思います。エヴァとイベルによる回想を見つめているエマがここで本当に嬉しそうな顔をしていたのがすごく印象的で思い出す度に泣きそうになります。
高らかに歌い上げるときはもちろん、下ハモの低めの音域でもしっかりと響くのが楽器のようですごかったです。
パンドラとエヴァの曲のエヴァ(神話)のダンスの、特に女性っぽさを全面に打ち出すみたいなポーズが好きです。
「何も思い出せない」と強張っていた表情がソウマの魔法によってふんわりと綻ぶ様が本当に可憐でした。
シーラ(演:蔵重美恵さん)
通称おばば。現在は山奥で隠居中の一応魔法使い。
初めましてでした。重と恵の漢字の構成が似ているので、フルネームの字面を見たときのバランスが整っていて素敵なお名前だなあと思っています。
シーラの貫禄がすごいのでASSAでご本人のお姿を拝見したときに思った以上に小柄な方でびっくりしました。
島で生まれた魔物の数が多くはなさそうなこと、シーラに師事し、島の住人だったアンナと恐らくメイですら魔物の「作り方」を知らないこと。
死者の蘇りのために島を訪れる人が後を絶たないのに何故?と考えたときに、石を使いさえすれば良いと思う人ばかりで「棺を作る」というところまで辿り着けた人が少ないのでは、と思い、ならそれを知っているシーラは滅びた王国の生き残りなのかも、というところまで思考が発展したのですが、「あらゆる学者も挑戦した、あらゆる魔法使いも挑戦した」とあるのでその失敗を繰り返す内にだんだん還元石から不純物を取り除くことこそが目的になり、「棺を作る」という部分が忘れられていった、と考える方が自然な気がしますね。
そもそも王国の生き残り=王国が滅びる姿を目の当たりにしているならカイトに力を貸すことはないだろうし、この説は完全に否定できそうです。
しかしカイトに(魔物になった)お前の母親はお前を傷つけようとしたんじゃなくて抱きしめようとしたんだよ、とシーラが教えてくれるシーン。
すごく感動的なのは一旦置いておいてもっと早よ言うといてくれやと思ってしまいますね。カイトは10数年ずっと悩んで苦しんでたのに……。
まあシーラが言わなかったんじゃなくてカイトが聞く耳を持たなかったんだとは思いますが。
作中で度々「神」「天罰」という言葉が出てくるのでそういう世界観だとばかり思っていたのですが、よくよく思い返すとはっきり台詞として口にしているのは多分シーラだけなので、彼女が「それらが存在するという価値観を持つ人」なんですね。
価値観と言えば「選択」という言葉や概念が多く登場する中で、シーラが「運命」という言葉を用いていたのが印象的でした。
なんとなく選択と運命って真逆なイメージがあったので。
でも今回たまたまエヴァが見つけて解読、実践できただけで島に石碑が残されていた以上、遅かれ早かれ島がああなるのは決まっていて、だから「運命」なのかもしれないですね。
もうひとつは荒れた海にエヴァと還元石を舟に乗せて放り出した際に「運命」と使っていたので、シーラの言うそれは自然について、と言うか、人間の触れられないもの、それこそ「神の領域」を指す言葉なのかもしれません。
それにしても海がちょっと凪ぐまで待ってくれたってよくない?と思わないでもないのですが、どこかに存在しているはずの棺を見つけて壊すのが彼女の急務であっただろうことを鑑みると、流してくれただけ有難いのかもしれない。
ソーマがそんなエヴァを見つけたのは運命で、エマを守ると思ったのが選択なのでしょう。
同時視聴配信にて浅井さんが「イベルは最初に人間を襲ってからはもう誰も襲ってないと思う、シーラがそうならないように見守っていた」というようなことを仰っていて、そういう情の厚さが度々漏れ出ていたのが良かったです。
威厳も貫禄もあるけどありすぎなくて、垣間見える人間らしさが好きでした。
それにしたって今から記憶を消すぜってときに神話に出てくる最初の女性についてあの流れで言及するのはすごい。
初見のときこの流れで雑談を!?と思ったもんな……。いやパンドラって大事なキーワードですけどね。
アンナ(演:千田阿紗子さん)
パワー系の魔法使い。島へ渡って来たソウマたちに自宅を提供する。
自宅を提供する?なんかもっと良い言葉がありそうですが思いつきませんでした。未来の自分へ、何かピンと来るものがあれば差し替えておいてください。
阿紗子さんは前回のSide by Sideぶりだったんですがまた拝見できて本当に嬉しかった〜!
今気づいたんですが苗字+さん縛りで行こうと思ってたのに阿紗子さんって呼んじゃってましたね。まあいいや。
前回の阿紗子さんの感想についてはこの記事の冒頭に載せた感想ブログが詳しいですが、こんな感じでネタバレ満載なので本編をご覧になってからお読み頂ければ幸いです。
阿紗子さんの清々しい笑顔とガラス細工のような歌声、その場に息づくようなお芝居が好きです。
呼吸する島の曲を初演のものも歌われるとのことで浅井さんと阿紗子さんのライブであるASSA#4にもお邪魔したんですが、お2人の歌声と曲の美しさにずっと感動しっぱなしで終始泣きまくってしまいました。涙腺は脆い方なんですが流石にあそこまで泣いたライブは初めてでした。
聞けたらいいなと思っていたSide by Sideのテーマソングはもちろん、呼吸する島の曲が聞けたのも本当に本当に嬉しかったのですが、特に「せんだあさこ劇場」で歌われたという、浅井さんから阿紗子さんに贈られた『Love song』がタイトル通り愛に満ちていて素晴らしかったです。
#せんだあさこ劇場7
— 浅井さやか (@sayachin_asai) 2024年3月19日
恒例のノート公開🗒️
いつものことながら、色々思いついたことを書き留めているだけなので、設定違ったりするから、見直すと私も面白いです。
誤字脱字はご愛嬌🌻
LoveSongの歌詞メモも📝
(書き殴ったメモ感半端ないけどw) pic.twitter.com/QvaFCdKtNG
浅井さんの作る曲の特に和音の美しさが好きなので、お2人の素敵な歌声でたくさん聞けてすごく贅沢な時間でした。楽しかったな〜。
タイミングが合えば是非次回も行きたいです。
アンナ、とても好きなキャラクターでした。
強くて可愛くて優しくて凛として、何より信念があって。
同時視聴配信にて「アンナはカイトの行いを否定も肯定もしない、そういうところがカイトの心を開いたんだろうね」というような話がありましたが、誰に押し付けるでもなく、ただ自身は斯くあるべしと胸を張る姿がとても素敵でした。
魔物との遭遇後、「そんな姿にした奴を恨んでいるか」「そんな目で見ないでくれ」と涙ながらに口にしたカイトのナイフ?を拾い上げたアンナがカイトの背中をぽんと叩いてやって、心配そうな顔をしつつも何も言わずに寄り添うのが好きでした。
コムロ探偵事務所でも思いましたが、そういう他者との関わり方が優しくて、相手への尊重も感じられるところがとても好きです。
アンナは「だから貴方もこうするべき」なんて言わないけど、例えそれが死へ進むものであっても、他人のどんな選択も受け入れるところに彼女の芯の強さを感じていました。
カイトの項でも書いた通りカイトはきっと自分のことをずっと誰かに聞いて欲しかったのだろうと思っているのですが、だから心の扉を、ちょっと大きな音を立てながらノックするようなアンナの距離感がちょうど良かったのだと思います。
大陸に渡ったあともまた皆でしばらく一緒に暮らしてほし〜!!
ソウマん家って何人寝れる?
きっと努めて明るく言っているであろうアンナの「逃げ遅れた人はいないみたいで良かった」に“逃げ遅れた人”はいないねえ……と崩壊していく島に残ったイベルとエヴァのことを考えていました。
イベルにとって崩壊の轟音はきっと福音に聞こえただろうな……。
メイ(演:田宮華苗さん)
アンナの同居人。植物や動物の声を聞くことができる。
田宮さんも初めて拝見しましたが歌声が本当に綺麗で、特にビブラートの振動に心まで揺さぶられるようでした。
彼女のソロでその歌声と旋律に毎回涙したのを覚えています。
あと「田宮華苗のかなえてあげる!」というラジオのタイトルがとても可愛い。
メイについて書くにあたって田宮さんの呼吸する島ラジオを聞いているのですが、開始1分であの劇場や作品ならではの空気感を思い出して泣いてしまいました。呼吸する島が涙腺に直結しすぎている。
こちらから聞けます。
20時にラジオ更新いたします。
— 田宮華苗 Tamiya Kanae (@kokeshichann) 2025年7月7日
2回に分けて、「呼吸する島」についてのお話。
皆様からのレターも読ませていただいてます♡https://t.co/EIkC6KPmCH
門山さんからのお便りを読まれたところでかわいい〜!って声が出ました。
お便りを送る門山さんもそれを喜ぶ田宮さんも可愛すぎる。
メイの植物や動物の声がわかるのは魔法なのかな?と思っていたのですが、田宮さんのラジオにて言及されてましたね。素敵な魔法だ〜。
他にもメイとアンナのバックボーンや各共演者それぞれとのエピソードについてもお話されていて嬉しいラジオでした。
明るくて元気なアンナとクールだけど柔らかいメイの関係が好きです。2人の性格の凸凹が上手く嵌っているようで可愛い。
ソウマとエマへ「植物と動物にしか興味がない」とアンナに紹介されるメイですが、アンナがめちゃくちゃ人間、と言うか他人に興味があるゆえ相対的にメイがそういう子に見えているだけなんじゃないかな、と思います。
人のことをなんとも思ってないなら急に同居人が連れてきた子たちと一緒に住めないだろうし、その子たちに料理も振る舞わないし、傷の手当てもしてあげないし、エマもメイに歌を教えてってせがまなかったと思う。
初見のとき普通に人間好きそうに見えるけどな〜と思いながら見ていたら人間〜🎶みたいな曲を歌ってくれるので(そんな曲ではない)やっぱり!って嬉しかったです。
あんなに他人とあったかく関われて、自分の心がどこにあるか知っている子が人間に興味がないわけないのだ。
そういえば完全に聞き齧りなので正しいかは定かではないのですが「植物同士は40個程度の単語で会話ができる」という説があるらしく、メイもそこに加わっていたら可愛いですね。
吟遊詩人(演:内藤大希さん)
語り部。
↑このキャラクター紹介のようなもの(ネタバレ感想というご覧になった人向けの文章とはいえ)、名前だけ見て誰だっけ?ってなる方がいらっしゃったときに少しでも思い出しやすくなるかな〜という意図でつけているのですが、彼について書けることが全然なかった。
内藤さんはミュージカル「Dance with Devels〜Fermata〜」にて拝見して以来なので、7年ぶりでした。
しかし7年ぶりとは思えないくらいお顔が全く変わってなくて期間中ずっと慄いてしまったし何なら今もまだ慄いています。美容法聞かせてもらっていいですか?
デビミュでアイアシアター東京とかいう掘立て小屋が、内藤さん演じるローエンが歌った瞬間に帝国劇場になったのはあまりにも有名。
掘立て小屋ではあったけどアイアシアター東京、わたしは結構好きな劇場でした。思い出補正もあるだろうけど。
呼吸する島とは関係ないんですが今年の1月に行ったネルフェスにてローエン(犬)が展示されていて、こんな顔だったっけ……と思いながら写真を撮りました。
今思い立って「ローエン ランブロ」でポスト検索してみたんですがやっぱこの7年で痩せた?無機物の犬でも見た目の変化があるのに……。

めちゃくちゃ上手いと評するのすら憚られるほど歌がお上手なのはもちろん、それでいて良く通る声に大きな声量なので音圧がすごかったです。
場の空気を全部掌握するみたいな歌声だった。あれを赤坂レッドシアターという会場で聞けたこと、すごく幸せでした。
吟遊詩人=ソウマであることがほとんど明言されるのはストーリーのかなり終盤ですが、「吟遊詩人」という役どころからするっと自然にいろんな曲に入り込み、ソウマが胸の内を語るような曲でハモるのにも違和感なく進んで行ったのが唸るくらい巧みな仕掛けでした。
ちょっと定かではないのですがソウマとカイトと吟遊詩人の3人で歌っていたような、心理描写の曲で吟遊詩人が参加するのはソウマとセットのときのみだった気がします。思い出せていないだけで全くの気のせいだったらすみません。
島いっぱいに咲き誇るローズマリーを見たときの彼の感慨や一緒に小舟に乗ったのはエマだったことに気づいてハッとする姿にソウマの心を感じて、それがすごく素敵でした。
ラストの『ローズマリー〜海の雫』で吟遊詩人がソウマの頭をぽんと撫でるところ、かつての自分を抱きしめているようでとても好きです。
千秋楽でご自分の帽子を被せてあげたのもとても響くものがありました。ソウマがそのあとちゃんと帽子を押さえながら吟遊詩人と同じ礼をしていて、自分の涙で溺れるかと思った。
こちらについても同時視聴配信でお2人が話されてましたね。このエピソードを深いところまで聞けて嬉しかったです。
終わったー!!書き上げるのに1ヶ月以上かかってしまったので最後の方は特にあやふやなところがありすみません。ワンスタライブのアーカイブも途中で何度か見返したんですが……。
公演期間中も書いていた日々も、ずっと何かを感じて、何かを受け取って、何かを考えて、それがわたしにとってすごく楽しかったです。
きっと作り手側の意図と外れている、いわゆる「正解でない」こともたくさん書いてしまっているかとは思うのですが、わたしが、とかではなく、ひとりの鑑賞者の感じて考えたことを記録することに何か意味があるのかなーと思っています。
たとえ生まれた感情が的外れや勘違いや偶然から来たものであっても、とにかくこの作品で心が震え続けていることはわたしの事実なので、今回言葉にしたりしなかったりした思い出ごとずっと愛して行きたいです。
#呼吸する島
— 浅井さやか (@sayachin_asai) 2025年7月13日
アーカイブ配信🏝️終了いたしました。
たくさんの方に見ていただけて、本当に嬉しいです。ありがとうございました✨
DVD📀の発売を楽しみにお待ちください。
ワンスタで「やりたい〜!」「やりましょう!」と盛り上がった呼吸Live🎤‼️
果たして果たして..?!
私も願うばかり🙏✨✨ pic.twitter.com/WP952XIeaj
またこの人たちに会いたいしOneの他の作品も行きたいしOneに出る泰江さんが観たいです。♡呼吸する島ライブやって♡(うちわ)
あと還元石についての話や自分自身が変わると世界が変わる、微笑みかけてくれるってこういうことなのか!って実感した話などもしたいんですが、掘ればキリがないのと個人的な話すぎるのでまた別の機会に。
ここまで読んでくださった方が共感したりしなかったりしてくださると嬉しいです。お付き合い頂きありがとうございました!
*1:あそこのポージングと表情がディズニーぽくてチャーミングでかわいい
















































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