ポーチのNAKAMI

そういえば最近やってなかったなと思って。ワイヤレスキーボードを買ったんですがたまにシフトキーを押してもないのに押したと認識されることがあります。タイトルはそれ。

上半期ベスコスはやるほどでもなかったので、遠征に持って行った3日分のポーチの中身です。今回はちゃんと漢字出た。

 

 

f:id:omaenannyanenn:20200715150527p:image

余計な映り込みを雑に塗り潰したのであんまり見ないで下さい。

今参考に前回の見たけどよっぽど写真にやる気があるな。

 

ベースメイク

セザンヌ 皮脂テカリ防止下地 ライトブルー

使っていた下地がなくなったのでとりあえず去年買ったこれを使っています。使用期限を守れた試しがない。

結構トーンアップするので首まで塗ってます。

どうせマスクするしいいやと思って普段はこれに粉だけ。普段じゃないのでファンデも持っていきました。

 

SUQQU ヌードウェアリクイドEX 210

どうでもいいけど化粧品の名前ってなんで日本のメーカーでも単語ごとにスペース入れるんだろう。

下地もSUQQUのサンプルをもらったんですが、SUQQUのよりセザンヌの方が落ちなかったです。

絶対現品買お!と思ったんですが7000円(税抜)なので落ちにくいと噂のシュウウエムラにしようかな…とビビっている。

げんせんじゃーのDVD7000円したもん…。

 

キャンメイク シークレットビューティーパウダー 02

塗るとなんかサラサラする(粉は全部そう)

小さくて持ち歩きに向いてるので重宝してます。

大きめのブラシにとってふわっと乗せるだけでかなり崩れにくくなる。

 

 

アイシャドウ

f:id:omaenannyanenn:20200715172936j:image

イロアソビ 4色パレット IR4E-01 あなたは愛されている

色番見るたびにやかましいわと思ってしまう。

写真じゃあんまり見えないけど左上のゴールドベースに偏光ピンクパールがかわいくて良く使います。

ラメやパールが濃密で面でギラっと光る。しっかり黄色いゴールドにはピンクラメが、フィーシャピンクにはゴールドラメが入っているので光ってりゃなんでもいいか1stと2ndでベース跨いでる人じゃないと全色使ってメイクするのは難しいかもしれない。

右下のピンクは濃いめに何度か塗ってるけど薄くつければニュアンスが出てかわいいです。

 

キャンメイク シルキースフレアイズ 05 ライラックモーヴ(限定)

粉、すげ〜〜〜〜〜〜〜〜。

マジですごい。柔らかくて溶けるような塗り心地。こんな触感の粉存在したんだ…。

細い方のチップで取ると表面が若干抉れるレベルで柔らかい。パールが細かくて質感がツヤツヤ。

これが750円なんだからそりゃ世も絶賛しますわ。

どこ行ってもこの05だけ売り切れてて、ピンクが売り切れるの珍しくない!?何で!?と思ってたら唯一のブルベカラーパレットだったらしい。

今回はほぼこっちメインでした。

左下が結構くすんでる色だけど質感がツヤツヤだからかそんなに気にならなかったです。パールがゴールドなので黄みが苦手な方は注意。

重ねてたラメはスウォッチ忘れてたので下で一緒に撮りました。

 

 

目たち

f:id:omaenannyanenn:20200717003907j:image

なんか書いてあるのは自分用のメモです。忘れちゃいそうだったので。上から順番に。

 

3CE EYE SWITCH #THROBBING

誕生日にフォロワーからアマギフを頂いたのでそれで買っちゃった。ありがと〜。

筆が細いので引きたいところに引けてキラッキラ。細かい多色ラメでいろんな色に光るのがかわいい。

買ってから既に持ってるエチュードのミラーホリックリキッドアイズと入っているラメの種類が同じなことに気づいたけど向こうはチップでこっちは細筆なので使いたい範囲によって分けられて結構便利でした。ミラーホリックの方もう残り少ないし。


VAVI MELLO トゥインクルグリッター 03 シュガースター

これもお友達から誕生日プレゼントでもらった。へへ…。

透明ベースに多色ラメは上の3CEと同じ。でもこっちは細かいラメと一緒に六角形の大きめのホログラムが入っててま〜かわいい。

写真では六角形の方入ってないな。まあそういうこともあります。あと筆が柔らかくて塗るときに広がるので3CEの2倍くらいの太さになります。

こういう透明ベースのグリッターを跳ね上げラインにするの真似したらめちゃめちゃかわいかったので皆夏にやってほしい。

 

B IDOL グリッターライナー 03 ルビードロップ(限定)

赤ベースに多色ラメ。これも上手く取れれば六角形のホロが入ってます。上手く取れてないので写真には入ってません。人生。

赤なのでブラウンにもピンクにもオレンジにも合う。大粒のラメに細い筆が負けて折れがちなのとラメを拾いにくいところが難点。でもかわいい。

 

マジョリカマジョルカ シャドーカスタマイズ(フローティング) VL101 ヒヤシンス

アイシャドウですね。別のフォロワーから誕生日プレゼントで頂いて、乞食してみるもんだなって思いました(最低)

いちばん上の写真のアイシャドウと下地の間にある脚は同じフォロワーからもらったキラメイブルーのお人形です。

ラベンダーベースに黄緑?薄緑?のラメがぎっしり。ラベンダーにブラウンを重ねると絶妙なローズになってかわいい。

 

キングダム リキッドアイライナーS バーガンディ(限定)

後生ですから限定にしないでくれよ頼むよ。靴とか舐めるから。

なんかちょっと朱赤っぽく写ってますが実際はもっと紫強めの赤です。深みがあって目元がちゃんと締まるけど色がはっきり分かるカラーライナー。色味が絶妙で大好き。

一昨年消えたときは絶望したので去年秋頃に再販してて急いで2本買いました。でも今調べたらまだ売ってた。ヤッター!

 

ラブ・ライナー リキッドアイライナー ノーブルブラウン(廃盤)

今調べたら廃盤になってた。ぐでたまの絵が描いてあるので2016年に買ったやつっぽいです。やばくない?

これも暗すぎず明るすぎずで良い色。キングダムのもこれもちょっとくらい泣いても落ちないので良いんだと思う。

アイライナーって落ちるときはアイシャドウごと落ちてるから(泣きすぎ)正直違いが良く分かってません。

 

キャンメイク クイックラッシュカーラー ワインモーヴ

どこかで限定って見た気がしたけどキャンメイクのHPには新色としか書いてなかった。あれ?

マスカラは写真撮り忘れてました。キングダムのバーガンディと似た色味で紫よりの赤色。

繊維なしなので特に伸びないけど色がめちゃくちゃかわいい。わたしは元々睫毛が下がらない方なので良く分からないけどカールキープ力の凄さに定評があるらしいです。参考にならね〜。

 

THE FACE SHOP デイリープルーフマスカラ

日本ではあんまり聞かないけど(店舗撤退したらしい)FACE SHOPのマスカラはどれも塗りやすいし伸びるし増えるので重宝しています。ちょっとやそっとのことじゃ落ちないけどその分クレンジング強めのかマスカラリムーバーを使わないと取れない。地肌につかずに下睫毛にも塗れる唯一のマスカラ。

 

 

コントゥなんとか

セザンヌ パールグロウハイライト 01 シャンパンベージュ

コントゥアリングでした。調べた。

使っても使ってもなくならなかったけど最近やっと底が見えてきました。有名すぎて改めて言うことが特にないな。鼻の付け根と目頭とCゾーン、唇の上と薄くほうれい線の上から塗っています。

 

キャンメイク シェーディングパウダー 04 アイスグレーブラウン

ブルベ向けだけどなんか微妙に色が合わないなと思ったらくすみ+赤みが出て陰になりにくいのが原因だったらしいです。イエベ向けとして出た新色の05が赤みも黄みも少なそうなブラウンで気になる。

締めつつ膨らむ(?)ので鼻を作るときにはまあ…という感じ。ここまで来たら“終わる”まで付き合うぜ…と思っています。

 

チャコット カラーバリエーション 602 ベージュ

なんか異様になくならなくて異様だな〜と思っている。ほぼ毎日使ってるけど1年以上保っています。キャンメイクより色味が合ってて自然な陰ができる。眉毛に使ってもいいんだ。今知った。

そんなに強く発色する感じはないけど(それでもキャンメイクよりは濃いけど)肌との相性の問題かも。もう少しくすみがなかったらもっと合うのかな〜。

 

 

チーク

ローラメルシエ ブラッシュカラーインフュージョン 03 ポメグラニット

たぶん何回も出してると思う。

欲しいよー!って言ってたら去年の誕生日にフォロワーがくれました。感謝。

パウダーなのにクリームチークかってくらい肌に溶け込んで全く粉飛びしない。

どうでもいいんですけどチークはいつもより上めに入れてマスクをしてても若干見える程度にしています。血色良く見えるに越したことないので。あんま濃くして熱あるように見えても困るのでちょっと薄めに。

 

ヒンス トゥルーディメンショングロウチーク シャインアウト

かわいい〜。これもローラメルシエのフォロワー(ローラメルシエではない)が今年くれました。嬉。

ほんのりラベンダーのベースにピンクパールでツヤツヤに。ニュアンスが出るのでCゾーンに入れるとかわいい。

上記のチークと重ねてもラベンダー色のツヤが出てよいです。白だけのハイライトよりなんか洒落てる気がする。

 

 

リップ

B IDOL つやぷるリップ 07 束縛RED

一応ティントだけどそこまで保たないです。でも色がかわいくてお気に入りなのでこれで2本目。ウィンターにオススメされるボルドーリップってバンギャか?みたいな暗い色が多いイメージなんですが、これはビビッドタイプでも難なく使えるカシス色で大好き。唇の周りがパッと明るくなります。このハマり方見るとパーソナルカラーって大事だわ…と思いますね。オレンジも塗るけどね。

スースーするしツヤツヤで溶けるような塗り心地も好き。

どろどろになるので夏場は冷蔵庫に入れるべしと聞いたけどわたしがクーラーつけないと死ぬので今のところ無事です。

 

イヴ・サンローラン・ボーテ ルージュ ヴォリュプテ ロックシャイン 09 フューシャドラム

キモ・オタク・ボーテなのでMAMA(キスマーク)の刻印を入れてもらいました。とんでもないマザコンだと思われたかもしれない…。

パッケージからキラキラでテンション上がります。本体にもシルバーのラメ入りで色はガッツリ青みピンク。

一応ウィンター向けかと思うのですが、わたしには青みが強すぎてめちゃくちゃ似合うわけでもない色。ブルーベースとはいえセカンドがスプリングなので、青すぎるとちょっと引っ張られます。

でもかわいいし匂いも好きだし保湿もされるし落ちにくいし(流石にマスクには負ける)で良し。

秋になったらカカオバウンスも欲しい。

 

アイブロウはこれの01。貰い物です。

なんか雑誌で下の輪郭を濃い色で取って薄い色でぼかしながら埋めていくと良いって見てからそうしてます。なんとなく立体感が出る気がする。

 

 

たぶんこれで全部かな?書いたりサボったりを繰り返してたら1ヶ月以上経ってしまった。

今読み返しててケイトのマスカラ下地の話してなかったことを思い出した。あれ使っても使ってもなくならないので怖いです。

 

遠征のときは毎日違う化粧がしたいので色物はいつも2〜3個くらい持っていきます。今回は(当時)買ったばっかりのシルキースフレアイズが使いたかったため、ピンク系で合わせつつゴールドが入ってるイロアソビのパレットをお供にしました。あとグリッター。

 

イブサンローランは香りが強いのでマスクするとずっと良い匂いがして美味しいな〜と思ってました。霞を食うな。

 

ところでおすすめの睫毛美容液あったら教えてください。

 

 

げんせんじゃ〜!2020感想

東京印公演 vol.18『げんせんじゃ〜!』

期間:7/8(水)〜7/12(日)

あらすじ(公式サイトより)

老舗「宝や」は数百年も続く温泉旅館。
亡き父親の後を継ぎ旅館を切り盛りしている若社長の周りには、一風変わった従業員たちがいた。
思い込んだら前にしか進めない、無鉄砲だけど憎めない男。
身体に障害を持つ弟と、それを支える心優しき兄。
何を考えているかわからないサボり癖のある訳ありジイさん。
今のままでいいのかと自分の将来に悩み苦しんでる男……等々。

一見のんきな「宝や旅館」だったが、実は先代からの借金問題があり従業員達はそれに頭を抱えていた。
更に宝やの土地と豊富な源泉を狙った黒い影が……

このままでは、宝やが危ない!!
ある日一人の男が奇策を切り出す!
「ご当地ヒーローを作りこの旅館を盛り上げよう~!」
起死回生を狙い盛り上がる従業員達。
そこにあの伝説のヒーローが宝やを救うべくやって来た!
……が、彼は前代未聞の運動音痴?!

果たして宝やの命運は?

彼らはヒーローショー「ゲンセンジャー!」を成功させ、温泉の命でもある源泉を守ることが出来るのか?
宝やの未来と、自分達の生きる証のために今、愛すべき男達が立ち上がる!

行け!ゲンセンジャーー️!
戦え!湯けむり泉隊 ゲンセンジャーー️!

この男たちの奇跡の物語を見逃すな……。

f:id:omaenannyanenn:20200712000451j:image

応援うちわ。

 

このような状況下の中で公演を打ってくださったのがまずめちゃくちゃ嬉しい!!

劇中の演出として演者が透明なマスクをつけていたり、ヒーローショーを行うイベントがリモートでの生配信になっていたりと、時勢が盛り込まれていて面白かったです。この公演のDVDを見ながら「ああこの時期大変だったよね」って普通に言い合える日が1日でも早く訪れることを祈っています。

 

以下ネタバレだけの言いたい放題言う感想です。マジで言いたい放題です。

 

 

 

「仲間と…誰よりも家族を愛する!期待の5代目、ゲンセーンブラック!」

一般的な男性、という印象が強かったです。人当たりが良く、責任感が強く、それ故に壁の前で身動きが取れなくなってしまった人。

奥さんとの対話を避けて離婚あるいは別居まで考えてたものの、ちゃんと仲直りできたみたいで何よりです。奥さんとの娘ちゃんの2人で配信見たのかなあ。娘ちゃんが見てて「パパ頑張ってたよ」って報告してたらかわいいね。妄想です。

しかしその辺りの話全く触れられてなかったけど旅館は経営難の上に借金もあって、社長は従業員に給料を、土地の(たぶん)固定資産税を払いながらどうやって家族を養ってるんだろう…。奥さんは女将さんと呼ばれてたし、娘さんが通ってるのも保育所じゃなくて幼稚園だからおそらく専業主婦っぽい感じだったんだけど…。そんな状況で利益率についての話を適当に流す社長、大物すぎる。いちばん大事だろ。

 

「仕事中に電話をかけて来るな」って怒ってたけどそうでもしないと対話をしないと思われるくらい避けてきた社長もちゃんと休憩時間に電話しない奥さんもちょっとなあ。どうせLINEも未読無視してんだろ!(社長はガラケー)

ずっと作ってもらえてなかったお弁当箱を前に、「今日は早く帰るから」って“会社の電話から”連絡するラストシーンがじんわりと胸に来ます。でも旅館の人手も足りてないらしいし社長が対話の時間も取ってくれないんなら、奥さんも意地張ってないで娘さんと一緒に働けばいいのにな。家族間では労基法も適用されないし山﨑さんの娘だったら遺伝子パワーで100%かわいいんだから看板娘として天下を取れませんか?わたしはなんの話をしてるんだ?

社長は早くTwitterかインスタのアカウントを作れ…楽天トラベルやじゃらんに登録しろ…。てかお客さんは来ないし宣伝もろくにしてないのに何がそんなに忙しいの?うちの喫茶店はお客さん来ないし宣伝もろくにしてないからめちゃくちゃ暇ですよ。

 

会話する相手との関係性が表情に細かく現れるところが山﨑さんのお芝居の、大好きなところのひとつです。

しんちゃんと思い出話をするときの気安さと懐かしさを湛えた目も、島ジイと酒を酌み交わすときに少し無邪気さの覗く表情も、奥さんと電話で話すときの慈愛のある優しい声も、全部少しずつ違うのに『1人の人間』として存在しているところが本当に好き。その人の人生の一部を見せてもらえてるんだなって思います。今回は役どころが特別個性的でなかった分、余計にそれが顕著だったようで嬉しい。

 

2日目昼から朝礼でしんちゃんが止めるのも無視して1人で続けるようになるの、山﨑さんのお家芸じゃん!!と思ってそれも楽しかった。ヨッ社長!

 

あと項垂れているところにクーラーがついて、ハッと顔を上げる瞬間が好き。ああ今彼に風が届いて、それで頭が冷えたんだなあという過程や状況がはっきり見えて。目に見えない風すら見せてくれるのも大好きなところのひとつ。

 

 

去年の11月末にシブゲキの1個下の階で本物の藤岡弘、さんを見てんだよなあ。

乾杯したあと机に置こうとした弾みでグラスを叩き割ってて、70代の握力…と思った鮮明な記憶。そんなことある?

 

面白かった〜!!出てくるだけで何をしてくれるんだろう…って期待してしまう。次何あるか分かってても面白いのもすごい。タンバリンずるいよ。3日目の夜がタンバリンじゃなくて掃除機なのもめちゃくちゃ面白かった〜。

この人が撒き散らす紙吹雪が折り畳んだノートの切れ端なのもツボ。

 

面白枠のオモロなので特に言動に矛盾もなく、言うことがあんまりない。でも好き。

Twitterでの人物紹介、この人が2番目なんだ…。

 

 

「タンバリン持つと人格変わる!弟はこの俺が守る!ゲンセーンブルー!」

真面目で優しいお兄ちゃん。柔らかいけどハリがあってすごく素敵な声だなあと思いながら聞いてました。

ヤクザに料理の腕を買われていたのと格好からおそらく料理人。会議に参加していたことから雑務も担当してそう。

 

名乗り口上のタンバリン持つと人格変わる!!でそうなんだ…と思う。あれは人格が変わった結果だったのか…。

ウルトラソウッ!ハイ!!!で皆がジャンプするところと「欲しがるねえ欲しがりボーイたち!」「欲しがっちゃったー!」が大好きで毎回ワクワクしてました。

あの辺りのシーン、回を追うごとにどんどんまさるの化けの皮が剥がれて行ってる感じがするので最終的にどこに着地するのか楽しみ。着地するのかな。

 

金曜日の夜公演で中々倒れないドンカーン(藤岡さん)にビームを撃つシーンでハーッ!!!って言いながらキレまくっててレッドが「俺(のキレ)を越えてきたからどうしていいか分からへんかったわ」って言われてたのがめちゃくちゃ好き。

 

人を諭すシーンの多い彼ですが、厳しくも優しい声色がとても印象的でした。話し方に説得力があって、押し付けがましく聞こえないのがすごい。

 

 

「親孝行こそが俺の生きる証!呼ぶときは赤をつけてくれ…。ゲンセーングリーン!」

何がしたかったの?

やれ部屋に画鋲が落ちてた釘が落ちてたと自作自演のイチャモンで事務所に乗り込んでくる客。

ヤクザからの指示で泊まっているだろうことはわかっても、それ以外の言動の目的が謎。

 

他の客を追い出したいんだとしたら唯一の客なんだからその時点で無意味な行為だし、イチャモンが虚言なのは従業員にバレてるので誰も大事にしないし。そのイチャモンに適当に頭を下げてるのも問題だけど。

しんちゃんが謝ったら満足して温泉浸かりに行っちゃうので、本当に何がしたいのか、良く…。単純に業務の妨害でしょうか。客もいないのに?

 

しんちゃんとは「倉!」「赤をつけろや!」が鉄板で、それを聞いてなかった社長とも「倉様!」「赤をつけろや!」ってやり取りしてるの、幼なじみたちのセンスが一緒でかわいい。

名乗り口上の「赤をつけてくれ…」、配信を見てる人は赤倉の名前を知らないからポカンじゃない?赤グリーンって呼ばれちゃうよ。クリスマスカラーでめでたいね。

 

鐘ヶ江くんは紅葉鬼ぶり2回目でした。あのときは主人公のために散った優しい兄貴分でしたが、今回めちゃくちゃ面白かった。Social distance!の発音がカタカナじゃなくて英語なの好き。人のネタを拾うのも上手だし。

乗り込んでくるところも飛び抜けて大声だけど怖くなくて、ひたすら面白くてお茶目かわいい。激昂したあと鼻を啜る社長を心配そうに見てたのも良いヤツ〜!!と思いました。純とのコンビが好き。

誠実で優しい本来の気性がだんだん見えてくるのがよかった。

 

社長がヤクザに頭を下げに行くってシーンで赤倉についてきて欲しいって頼むのはなんでなんだろう。赤倉目の前で引き倒されまくってたけど…。頼みに行ったらボコボコにされちゃいませんか?一緒だと受付で顔パスになるのかな。

舞台とは関係ないんですが鐘ヶ江くんがイベントでファンと戦って自分を殺させた(?)みたいな話を人伝いに聞いたばっかりだったので今回おお戦ってる…と思いました。紅葉鬼でも戦ってたけど。

 

「倉も来いよ!」「いや赤つけろや」「でも来んだろ?」「行くー!!」が大好き。仲間になれてよかったな…。

 

 

「誤解されても構わない!グレーゾーンって何なんだー!ゲンセーンピンク!」

ゲイ=オカマ(オネエ)ってのもいい加減古いよな…。令和になってまでこの図式を見なきゃいけないのかってかなりうんざりしてしまった。「あの手の顔は意外と…」とか良くそんな暴力的な偏見を口にさせられたもんだなあと思う。実在しない悪魔の話してるんじゃないんだぞ。ジジイのユーモアだなあ。

ティッシュの三角折りはただの「清掃済み」のマークだし…。家でそれやるのは職業病みたいなもんじゃないかな〜。

「二日酔いに効くツボ」と称してしんちゃんの胸を揉むシーンがあるんですが、その割にしんちゃんが家に行ったときは何もされてないっぽいし、有馬本人が自覚的になったりならなかったりするのも良くわかんなかった。ジジイのユーモア…(溜飲を下げるための呪文です)

 

塩原から引き抜きの電話が毎日かかってきてノイローゼ気味に。さっさと引き抜きの話を断ったまさるにはその後電話は来てないっぽいので普通に優柔不断のお前が悪いです。元々働いていた仲居さんたちが全員塩原の経営するテーマパークに引き抜きされたこともあり、提示されてる条件は向こうの方が圧倒的に良いはずなので*1悩む時点で答えは出てると思うんですけどね。まあこのままでいいのかなって悩む気持ちもわかる。

 

「だってなんか可笑しいでしょ!元ヤクザの爺さんや耳の聞こえない人間が普通に働いてるなんて!」←お前が行こうとしてるのそのヤクザの傘下だぞ

わたしは身体じゃなくて精神障害者なんですが(ADHD)、この台詞悲しかったな〜。何回言われてもどれだけ気をつけててもどうしてもできなくて、教えてくれる人もだんだんイライラして…って生きていく上で本当にたくさんあったので、それを思い出して寝る前においおい泣いた。今まで頭がおかしいから普通に働いてこられなかったのを思い出しちゃって。薬飲んだらボールペンでまともに字が書けるようになって、それだけのことがどんなに嬉しかったか知らないでしょ。これは脚本への文句です。その後申し訳ないことをしたと土下座する有馬にまさるが「あれはハンディじゃなくて乗り越えなきゃいけない現実なんです」って諭すシーンも嫌だったなあ。純とまさるにとってはそうだってだけの話で、そこにわたしは関係ないんですけど。でもそもそも謝る相手が違うだろうがよ。

「俺も電車に飛び込めばお前みたいになれるのか?」←いやお前は守ってくれるものがないから普通にそのまま死ぬ

 

ともすれば「ただのめちゃくちゃ嫌なヤツ」になり得るけど本心から嫌がってるわけじゃないだろうことが要所要所で見えるので、白石くんすごいな〜と思いました。

最初の「純、おはよう」の声がすごく優しくて、あんなの本当に疎ましく思ってたら出せないよ…。

純が塩原に引き倒されたときも社長やまさると一緒に庇いに行ってたし。

真面目で神経質なんだけどゲンセンジャーのテーマソングを聞きながら「ヨッ」「イヨッ」ってタイミング見計らって合いの手入れるのもかわいい。良い曲だね〜。

あと激昂シーンの表情筋がすごかった。

 

 

「宝やにやってきたニューホープ!初恋の女の子の名前はジュンコちゃん!ゲンセーンオレンジ!」

二言目は毎回替わってました。上はその中でもいちばん好きなやつ。今更なんですけどメモとか取ってないので口上間違ってたらすみません。

挨拶で舞台には慣れてなくて…みたいなこと仰ってたけどそうは思えないくらい自然で演技も台詞回しも良かった。

 

辰雄は特にシリアスパートにも直接関わらないしひたすらに楽しくて明るくてかわいかった。

特に島ジイとのコンビがおじいちゃんと孫でかわいい〜!

「抱きしめてくれ」「やです!」のやりとりもかわいいし終盤の「ジイさん行くぞ!」「後で抱きしめてくれるか?」「温泉が流れたらいくらでも抱きしめてやるよ!」「じゃあ温泉と一緒にワシの体も洗っとく〜!!」も大好き。

最後藤岡さんに断られたジイさんが辰雄〜!!って泣きついてたのもあのあと抱きしめてもらったんだな…ってほっこり。

 

口上で言う好きな食べ物が島ぶどうだったりゴーヤーチャンプルーだったりしておおと思ってたんですが南くんが沖縄出身なんですね。

沖縄行きたいな…。

 

 

「心は優しく戦う戦士!ゲンセーンイエロー!」

純真でかわいかった。純の純は純真の純…(?)

耳が聞こえなくて喋れないってかなり難しい役どころだと思うんですが、違和感なくこなしててすごかった。でもコメディで耳が聞こえない設定って周りの輪に入りにくいのが中々な〜という気持ち。父親が過労による突然死、それによりノイローゼになった母親が幼い純を抱えたまま電車に飛び込み命を落とす。無事だった純も事故のショックで耳が聞こえなくなってしまう…という経緯。

兄弟なのに上のまさるが平仮名で下の純が漢字なの何かあるのかな〜と思っていたら何にもなかった。

 

上記の事故、おそらくまさるが小学生の頃起きたっぽいんですが(学校からの帰り道で救急車のサイレンの音を聞いたって言ってたはず)、パンフレットを読む限りこの兄弟の年齢差は3、まさるが早生まれと仮定して少なく見積もっても当時の純の年齢は3歳なのでその時点で発語はできると思うんだけど…うーん?

 

「人は音のある世界で生きてるんだよ」「耳の聞こえないお前が羨ましい」「俺もお前のように聞こえなくなってしまいたい」と詰め寄られ、その後1人取り残された純が泣きながら手話するシーン、ほんとに胸が痛かった…。あれなんて言ってるんだろう。覚えてる限りでいろいろ調べてみたけど分かりませんでした。

そのシーンから暗転したあと源泉の天然物を除去するための機械が壊れてしまうんですが、純はその前日の昼からいなくなっていたと。いや、警察…。

 

「昨日の昼から見てない」という辰雄に「昼はここにいたの?」とまさるが聞いてることから2人は別々に暮らしているようなんですが、なんで携帯を持たせないの?純の家に電話はあっても仕方ないからそれはいらないとして、常時連絡できる手段は必要だよね?

本当に全く聞こえないから気配で人の出入りを感知してるようなので、体調を崩しても自分じゃ救急車も呼べないのに…。もし事故に遭ってしまったら?って考えただけでゾッとするけどな。クラクションの音も聞こえないんだぞ。

 

純はずっと下手の方でエアコンの修理をしていて、そのために足りなかった機材だか部品だかを買い出しに行ってたみたいなんですが、純も携帯がないんなら書き置きの1つは残しておくべきじゃないのか…。だからこそまさるの「心配かけるなって言ってるだろ!」だと思うんだけど。でもお兄ちゃんは怒る前にやることあるよね?

純も成人してるから責任はないかもしれないけど、何かあったときのために対策を講じておかないのは周囲の怠慢じゃん。半日くらい行方不明になってたにも関わらず周りがそんなに心配してなかったのも良く分からなかったです。そんな頻繁にいなくなるような子じゃないんでしょ?せめて1人くらい探しに行ってやればいいのに…。

 

謝ったあと「俺…」と詰まってしまう有馬に「大丈夫」とニコニコ返す純の強いこと。人間ができている…。そして笑顔がかわいい。

社長の「機械が壊れた。助けてくれるか」の優しさと「勝手にいなくなったらダメじゃないか。これからは気を付けろよ」の厳しさが好きなんだけど*2純の頷き方が全然違ってそれも胸に来た。

 

そういえば後天的なショックによるものだし「(純は)自分の世界から音を消してしまったんです」「人は音のある世界で生きてるんだよ」って台詞があるので最後には聞こえるようになるのかなと思ったけどそんなことはなかった。

これからも愛に囲まれて幸せに暮らしてほしいな。携帯は持たせてもらおうな。

最初はちゃんと携帯出てくるのに何故か有馬が失くした辺りから〜携帯も電波もない世界〜に突入するの本当に謎。

 

 

「ワシの性格はいい加減、宝やの湯はイイ加減。ゲンセーンベージュ」

文字色にベージュなかった。オトボケジジイで好き。

2013年の初演ではまさるを演じられていたそうで、わたしは今回初見だったんですが2人のシーンで勝手に感慨深くなってしまった。

ホワイトボードの予定表に「島ジィー 命日にする」って書いてあって宝やで何が起きたんだよ。

 

島ジィが噎せるせいで説明してる声が掻き消されたまさるが「うるせえなこのクソジジイ!!!!!」ってキレるシーンがあるんですけど年寄りが噎せるのは割とマジで命の危機。でも大きい声と暴言はどうしても笑ってしまう。道頓堀のドブ水を啜って生きて参りましたので…。

「昔の話をしてください」とせがむ社長に「そこまで言うなら…」とホントの昔話を話し始めて社長にもおいクソジジイ!!って怒られてた。桃太郎にするか浦島太郎にするか迷ってしまいましたよ!って言ってたけど確か初日は桃太郎で木曜日と金曜日は浦島太郎でしたね。

昔の話の具体的な例として社長は「父が元気だった頃の話」を出してたけど、亡くなって1年も経ってない上に社長は今29歳なんだから「元気だった頃」のことは知ってるんでは…?ってそこだけちょっと引っかかりました。病死っぽかったし。

 

「とっくに死んだ嫁さんと息子さんのところに行ってると思ってましたよ!」みたいなことを島ジィが言われたときの、ショックと怒りを混ぜたような社長の表情が好き。もちろん死んだ人の代わりにはならないんだけど、それでも今はたくさんの息子たちに囲まれてて良かったなあ。

 

 

やることなすこと全部中途半端でしょうもない。レジャー施設にしようと目論んでる話このツイート見るまで知らなかったんですけど…。

しんちゃんの「そんなことしたらあいつ(塩原)の思うツボじゃん!」でえっそうなの?と思った。宝やから引き抜いた仲居さんをテーマパークで働かせてて、その上でまた新しいレジャー施設を…?どこに…?

 

機械が壊れたのもその機械を他の旅館が貸してくれないのも塩原のせいなんですが、その他の温泉地は土地渡すのを賛成してんの?なんで社長はそいつに頭下げたら機械を貸してもらえると思ってるの?そんなことしたら宝やの土地もヤマジロウ(UMA)の住む山も壊されてしまうってしんちゃんは言ってたけど山田山の土地も社長が持ってるの?機械を借りてなんとかなるんならどうせ客もいないんだし1日くらい休んでとりあえずイベントに参加して集客をすべきでは?

 

まさると有馬を引き抜こうとしたのもおそらく宝やの戦力を削ぐためなんだろうけど、「純と2人じゃなければ行かない」と言われてスゴスゴ引き下がったらしいのもなんだコイツ…。そこは純と2人でいいから!って口説き落として後でそんな話してませ〜ん!って掌返すところじゃないのか。潔いと言えば潔いのか。

赤倉と純をボコるだけボコって帰ったから結局目的は自分の口で言わないし。機械壊すだけ壊してイベント自体の邪魔しないのも変だし。

 

遺産を受け継ぐときは全部継がなきゃいけないから先代が死んでから土地や経営権などを譲渡する場合に借金の返済人が社長に移るのはわかるんだけど、余命を宣告された時点でその辺りの手続きを進めておきさえすれば借金も消えたんでは。ヤクザはそんなこと許してくれないのかな…。相続については昔聞きかじった話なので改正や勘違いなどあったらすみません。

 

今回の件で諦めるとは到底思えないというか、塩原的には諦める理由が1個もないのでまた近いうちに何か一波乱ありそう。

割と好き勝手言ったけど怒鳴り込んでくるところほんとに怖くて大体泣いてました(赤子?)

迫力と威圧感が凄まじかった…。

 

 

「温泉文化の伝道師!愛と情熱の男!ゲンセーンレッド!」

口上の通り愛と情熱を持ったアツい男でしたね。基本的には爆裂男なんですが、彼もまた社長と話すときは柔和で温かい部分が見えて良かったなあ。

最後のお弁当作ってもらってんじゃん!からのコッペパンを出してくるシーンがとても好き。

「(お昼)それだけ?」「俺独身だからさ」「ゼクシィ読んだ方がいいよ」←もう読んでる*3

 

 暑い中熱いお茶を出された辰雄の前でこれ見よがしに冷えた水を飲むときの顔芸がかなりツボ。あとスベったときの「もうあっち(客席)見られへんわ!」。企画書を全部ひらがなで書いてるから誰かすぐに分かったって言われたときの「ハズカシイネ ゴメンネ(裏声)」もめちゃくちゃ好きだったな。でも予定表の「しんのすけのうまれたひ」はもうちょっと頑張ってほしい。8/1らしいのでもうすぐですね。

 

 「俺たちは誰1人欠けちゃダメなんだよ!皆で宝や守るんじゃなかったのかよ!それがさ、俺たちのプライドじゃないのかよ。…俺はやるよ。1人になったってやってやる!」←今誰1人欠けちゃダメって言わなかった?

いやそういうことじゃないんだろうけど毎回ここ話が違いますよ旦那〜と思いながら泣いてた。

有馬が序盤まさるに対して、耳の聞こえない弟のために自分を犠牲にするのか?意地を張ってるならやめた方がいい、と言われて「プライドです」と返すところ、意地とプライドってそんな変わらなくない?と思ってたんですが、このしんちゃんの言葉がアンサーだったのかな。弟と一緒に、皆とも一緒に宝やを守り続けるという。川治兄弟には拾われた恩義もあるだろうし。

そう思えば登場人物の中で唯一宝やに来た経緯が分からないのは有馬だけなんですね。まさるは引き抜きの件で迷う有馬に、思い出させようとして“プライド”って言葉を使ったのかな。これは憶測ですが。

 

先のしんちゃんの台詞は「俺たちまだ何もやってないじゃないか!」と続いて、その涙ながらの叫びが悲痛で胸が痛むのですが、それはそれとして先代が亡くなってもうすぐ1年経つのに何もやってないのはマズいと思います。父親の保険金で3億くらい貰ったんか?うちは1億でしたけどね(親との死別ジョーク)(最悪)

 

時間は遡って上記より少し前の、社長が塩原に機械を借りに行こうとするところ。なんとかなるから大丈夫、と励ますしんちゃんに、何がどうなるって言うんだよ!と激昂する社長。今はしんちゃんの精神論を聞いてるヒマはないんだよ、と。まあ、そうですね…。

その後「ゆうちゃんさ、何急いでんだよ」としんちゃんは説きますが逆になんでお前は焦ってないんだよ。従業員の給料も税金も払わなくてよければ養う家族もいないから?むしろ社長もその割には急いでない方では…。

 

でも優しくて真っ直ぐなところがすごく良く現れているので、社長も本当にそういうところに助けられてきたんだろうなあと思います。あそこ2人の既知の友感がとても好き。そういえばあの2人でお酒飲むシーンってないんだなあ。社長が会議でお酒を飲まされてヘロヘロになってるところ好きだったので、2人で飲んだらどうなるかもちょっと見てみたかった。

 

 

とんでもない揚げ足取りになってしまいましたが、単純に自分がバカだから読み取れてない部分も多々あると思います。特に塩原についてのくだり。

ゲイの扱いとか障害についての部分とか、わたしは前者においては当事者じゃないけど結構傷ついて。でも人権より表現の自由の方が優先されて然るべきと(わたしは)思っているので変えてほしい、変えるべきと思ってるわけでもないんですけど。うーん。

わたしは普段から自分でネタにしてるくらいだからそれでも帰ったあと思い出して泣くくらいで済んだけど、深く傷ついた人もいるんじゃないかなあ。なれるもんなら薬の副作用に怯えることなくマトモになって周りに迷惑かけない存在になりたいもんな。

でも有馬のことは好き!!一生懸命に生きててかわいい。お互い元気にやって行こうね(?)

 

今回3月ぶりの観劇、遠征でしたが本当に楽しかった!!現場のために買った服をちゃんと現場で着られたのも久しぶりだったな〜。

入場口での手指や座席の消毒だったり主催が場内の換気について保健所の指示を仰いでくださったり、他にもいろんな対策を講じてくださってました。どうかそれが報われてキャストやスタッフ、観客から感染者が出ず、本当の意味で幕が閉じられるよう祈るばかりです。とりあえずあと2週間は帰ってきた瞬間にシャワー浴びよう…。

 

 

f:id:omaenannyanenn:20200713185623j:image

鞄持っていくの忘れて途方に暮れていたらスタッフの方がどこからか引っ張り出した袋をくださいました。優しかった。

 

 

 

*1:最悪宝やは給料出てない可能性もある

*2:でも社長も叱る前にやることあるからな

*3:9日昼公演

The Great Gatsby In Tokyo感想

Alexandrite Stage 『The Great Gatsby In Stage』

期間:9/26〜10/1

劇場:DDD青山クロスシアター

あらすじ(公式サイトより):

毎週開催される豪華なパーティーに集まる男女

パーティーの主の名は

ジェイ・ギャツビー

隣人のニックはある日、

そのパーティーに招かれる。

やがてニックはギャツビーが

5年もの間胸に秘めていた

ある想いを知る事になる...

 

何ヶ月前の舞台だと思ってんだ?

去年の10月中にはあげたいな〜と思っていたんですがそれに間に合わなかったのでそのまま放置してしまった…。

 

全部で12,000文字弱あるので自粛中の時間潰しにでも使ってください。

 

 


原作は小説の『グレート・ギャツビー』。映画の『華麗なるギャツビー』というタイトルの方が馴染みがあるのでは。わたしも未視聴ながら映画のタイトルだけは知っていました。


In Tokyoとあるようにアメリカから東京に、1920年代から現代に舞台を移した作品。登場人物たちの名前も恐らく国籍などもそのままなのでそこを改変した意味は…と不思議だったのですが、何せメインで出てくる登場人物たちのほとんどに感情移入しにくいので(個人の感想です)、彼らのいる場所を置き換えられたことで観客がその世界に入る足がかりを得たのかなあ、と。意図したところではないかもしれませんが。

 

 

チケットがポストカードサイズの招待状だったり入り口に「ギャツビー邸パーティー入口」と看板が立てかけてあったり階段を降りるとギャツビーに仕えている使用人の方が出迎えてくださったりと、始まる前から世界観が確立されていてわくわくしました。

f:id:omaenannyanenn:20191023193626j:image
セットも豪奢な家具や華美なシャンデリアにバーカウンターが並び、虹のような配色の照明がそれらのセットを照らしてすごく綺麗だった!

今まで青山クロスシアターでの舞台って簡素なセットのものしか観たことがなかったから新鮮だったなあ。階段からロビーまで溢れかえる花といい、まるで別の劇場みたいだった。階段も写真撮ればよかった。

 

 

 

開演前から始まるパーティが特別感あって楽しかった〜!

千秋楽にセシル役の夏川さんがお作りになったバルーンアートの薔薇を頂きました。座ろうとするタイミングでじゃんけんしたから他の人には見えてなかったかもだけどちゃんと勝ちました!!(仮想敵・ボクシング)

 

突然のスラムにも冨田さんは「笑い上戸なので」って返してくださって優しかった。流石無茶振り返しの帝王…(今つけた)。

 

 

この作品はチームSapphireのみ、公開ゲネプロ以外の5公演を拝見したのですが、観れば観るほど味わいが深くなる印象でした。

 

初日はギャツビーのことをとんでもない狂人がおるなと恐れ、2日目はメインの登場人物は全員ギャツビーの死に対して責任があると怒り、そういう自分の感情を通さずに観られたのが3日目からだったというのもあると思います。

 

最初本当にギャツビーのことが怖くて。別れた女の子のことを5年間ずっと好きだったばかりか結婚した彼女の家の近くに家を買い、調度品や庭は彼女の好みのもので揃え、いつか来ることを期待して夜な夜なパーティを開く。まあそこまではいいとして、既に家庭に入った女性とこれから自分が結婚して「過去をやり直す、やり直せる」と豪語するの絶対正気の沙汰じゃないわと思っていたので最後のニックの言葉にもそうかなあと頷けないでいました。

 

これは完全に自分の尺度に落とし込めてしまった故の感情で、もったいないというか、愚鈍だったなーと思います。

彼女を語る彼の、どこまでが本心なんだろうと考えていて。どこまでも本心だったのだなあと気づくまでに3日もかかってしまった。

 

だって5年もの間、会ってもない人のことを情熱的に愛し続けられる人間がこの世のどこにいるんだろう。その愛はわたしにとってはファンタジーすぎて、この世界の現実だと受け止めきれなかった。今となってはギャツビーの中では彼の側にずっとデイジーがいたんだなあと分かるけど。

そう思うとニックはまっすぐに他人を受け止められる人間なんだなあ。ギャツビーは一度ニックのことをカモにしようとしてて、そんな人の言うことは信用できないと突っぱねてもおかしくないのに、ギャツビーの愛と彼が見出してきた希望のまっすぐさを信じたんだ。

 

だからギャツビーは他でもないニックに自分の生い立ちを話したんでしょうか。ギャツビーの地雷は自身の生まれにあるので、きっと自分の弱みを晒すに等しいことだと思うけど。

 

 

 

ところでわたしは「かわいそうな男」と「悪い女」が大好きなので、そこまでデイジーに捧げて尽くしたギャツビーが最後はある意味勘違いで殺され、デイジーはそんなギャツビーの葬式に花さえ手向けないっていうのが本っっっ当に最高で!!しかもそれを演じてるのが心底好きな俳優で こんな良い思いしていいんですか?って毎日思ってた。感想の流れ180度変わっちゃった。

 

この作品はWikiで見たあらすじとギャツビーが死ぬってこと以外知らなかったので、事故に遭うのはギャツビーだとばかり思っていて。流石に車だと目の前で死んでくれないかな…と思ってたら銃出てきたので超笑顔になってしまった(不気味すぎ)

 

撃たれた反動で後ずさりするのも途中から死ぬ間際に掠れた小さな声で「デイジー」って呟くのもお葬式に誰も来ない(原作)のも喜びで頭パンクするかと思った。

舞台は作中どんな凄惨な目にあっても最後はカーテンコールでニコニコ出てきてくれるって安心があっての喜びではあるんですが。小説だったらここまで喜んでいられないと思う。カーテンコールっていいですよね。

でも千秋楽では胸が痛んで笑顔になれなくて、人間の心を得た怪物ってこういう気持ちなんだなと思いました(?)

 

またデイジー役の愛花さんがすごくて!この世の汚いものなんて何も知りませんみたいな顔で綺麗に笑うのでたまらなかった…。

宝塚はあまり詳しくないんですが、元娘役の方たちっていくつになっても清廉潔白な少女性をお持ちの方が多い印象で、それが上手く作用しているように感じました。

 

ギャツビーの葬式が明日だと聞いたデイジーが「行こう」と促すトムの腕に自分の腕を絡めて、ギャツビーのことなんて忘れたとばかりに「ええ」って美しく微笑むの最高…。自分とは絶対仲良くなれないキャラクターが好きなので…。

カーテンコールもトムと腕組んで出てきてめちゃくちゃ喜んでしまった。ハッピーエンドも好きだけどバッドエンドもそれとは違う感情で好きです。

 

何度か替わるデイジーのワンピースは彼女の心がどっちにあるのかを示しているのかなーと思ってたんですが、どうでしょうか。

1ツイート内でバシッと言い表してるのがなかった。まあいいや。

 

「女の子は美しきおバカさんがいちばん幸せ」と語る彼女から覗く聡明さも好きでした。目の前で電話してる相手が声を荒げたとき、バカな女はどうしたの?って聞くよなあと思っていた。

 

 

そんなデイジーへの愛だけで生きて死んだギャツビーの、最後に残ったのがニックとの友情だったのかな。

 

ニックとギャツビーの話の前に、こちらにも触れておきたい。

原作ではニックとギャツビーの捨てた父の2人しかお葬式に来ないらしいんですが、使用人さんたちがお茶会ですごく楽しそうにギャツビーのために働いたり、チームSapphireのみですが主人の無茶振りに全力で応えるハーツォグが大好きなので参列してくれたら嬉しいな〜というツイートに演者さんから頂いたリプライです。こんな怪しいプロフィールの女に…ありがとうございます…。

 

そのお葬式でギャツビーの死を悼んだニックとハーツォグが仲良くなってくれたら嬉しいよね。

 

 

と言ってもギャツビーの死はニックにも責任があると思っていて、それが前述した2日目の怒りです。だってニックがあそこでトムの誘導に対して異を唱えていれば違う結末になったかもしれないし。デイジーは家に帰ってきたトムに泣いて縋っただろうと(勝手に)思っているので、彼女がギャツビーの車でマートルを轢いてしまった時点でそこの運命は変わらないだろうけど。

そう思うとニックに僅かなりとも救われた状態で死ねたのは彼にとって良いことなのかもしれない。いや、デイジーの行動についてはわたしの妄想でしかありませんが…。彼女にはあくまでも被害者然としていてほしい気持ち。トムはデイジーの心を取り戻すチャンスと思うだろうし、ギャツビー憎しで総力を挙げて彼女の味方をするのだろうと思う。

まあでもあそこでニックが何も言わない気質だからこそトムはニックのことを“傍観者”と称していたんでしょうけど。それも語り部らしいといえばらしいのかも。

 

 

 

f:id:omaenannyanenn:20191023192117j:image

今回のお花でした。かわい〜。

フライヤーが並ぶ棚というとんでもない特等席に置いてくださってた。なまくら*1っぽくて素敵!

雷太さんへのお花なので(?)黒にラメで派手な感じにして頂くか迷ったけど、まあそんな大きい会場じゃないしな…ということで1920年代っぽくアンティークな感じでコンパクトになるようにお願いしました。まあ蓋開けたら現代だったんですけど、めちゃくちゃ好きな雰囲気で作って頂けたので結果オーライということで。毎日素敵なお花がたくさん見られて嬉しかったな〜。自分が出したものじゃなくてもお花を見るのは楽しい。

 

 

ここから登場人物たち皆(Sapphireのみ)のさらっとした感想です。今かよって感じだけどやっぱ全員について書いておきたいなあと思ったので…。

 

 

ジェイ・ギャツビー(演:雷太さん)…主人公。畳みかけるような口調なので最初こいつ詐欺師か?と思っていたら当たらずとも遠からずという感じでした(こいつって言うな)。矢継ぎ早に話して相手に考える隙を与えず、騙し合いの世界に向いてそうな感じ。発音が明瞭で声も良く、洋画の吹き替えっぽさがあった。

 

隙がないように見えてデイジーが絡むと途端に幼子のように崩れちゃう危うさが好きでした。人への接し方が優しくて柔らかいところも好き。紳士的な振る舞いや言動を身につけたのに無一文になっちゃうの、どうしようもなくて超喜んだ。ただ一つの感情を胸に生きるってどういう気持ちなんだろう。

 

 

ニック・キャラウェイ(演:上田悠介)…語り部。どこまでも誠実な人なんだろうなあという印象。お酒を飲んだあとの表情がかわいくて好き。長台詞もするっと耳に馴染んでとても聞きやすかった。あんなに整ったお顔なのにどこか野暮ったくて凡庸そうなのも良かったです。上田さんも役によって随分印象が変わる…。

 

ギャツビーが生涯の友を得たなら、彼だってまた生涯の友を得たのだ。この辺りについては後述。

 

 

デイジー・ブキャナン(演:愛花ちさきさん)…ギャツビーの想い人。聡明な女性が自分の美貌を武器に戦ってる、と思いました。ギャツビーが殺される瞬間の表情がとても冷たくて怖いと聞きましたが終ぞ見られず。

 

ギャツビーとトムが喧嘩(と言っていいのか?)するシーンで「もう帰りたい」とニックに縋りつくところなんか自分の蒔いた種やろが!と思いつつワクワクしちゃった。笑顔で他人の屍を踏みつけるような女性が好きなのでめちゃくちゃ理想でした。並の女だったら不倫相手が自分のせいで殺されたあと、夫の腕を取って笑えない。

 

ギャツビーがデイジーについて語るとき「良家のお嬢様の素晴らしさってやつを知ったんだ」と言うのも分かる気がする。金と教養は余裕だし笑顔は武器…。

 

 

トム・ブキャナン(演・奈良坂潤紀さん)…デイジーの夫。高慢で傲慢。世界が全て自分のものであるかのような態度に言動と、デイジーに「愛したことはなかった」と言われたときの愕然とした様子のギャップが印象的。

 

世の中金持ったジャイアンがいちばん強い。頬につけられたマートルのキスマークをニックと二人で一生懸命拭おうとしてるシーンがかわいかったです。

 

 

ジョーダン・ベイカ(演・栗山絵美さん)…デイジーの友人。なんでこの人トムとデイジーの別れ話の場に呼ばれたの?プロゴルファー帰りたいやろなあ〜!と思いながら観ていたら「さあ!!私たちもここから出ましょう」って結構大きめの声で言っててちょっと面白かったです。逆に良う最後までおったな。

 

可憐なデイジーと美麗なジョーダンが並んでるのが凸凹コンビ感あって好き。オパールのジョーダンはもっと少女らしい感じだったと聞きました。月のワルツを歌うお声がまあ綺麗で震えていたら歌唱指導もされてるらしく納得。

 

 

ジョージ・B・ウィルソン(演・南舘優雄斗さん)…マートルの夫。愚直で悲しい男、というイメージ。マートルに「お腹空いただろ」と語りかける声が優しくて愛に溢れていたのが良かったです。

 

この人のこと好きだったら最後のシーンはめちゃくちゃ嬉しかったと思う。でも妻の不倫にも不倫相手にも気付かず勘違いで人殺すバカだしな…(言い過ぎ太郎)

 

 

マートル・ウィルソン(演・ふくい瑠美子さん)…トムの不倫相手。早よ離婚せえ。舞台の設定が現代の東京になったことの弊害というか、違和感が強く出たのはここだったなあと思う。ジョージは結婚式のスーツを人に借りるくらいお金がないのに結婚式はどうやって挙げたんだろうとか、バカがお金を稼げるわけないだろとか、別で働き口探せば?とか、稼げないならやり方に問題があるんだろうから自分でも何か案を出せばいいじゃんとか、思うところがいろいろありました。まあもしかしたらいろいろ試したあとなのかもしれないけど、そうは見えなかったので…。

 

公演後、小説についての記事を読んでいたらマートルの説明に「肉感的な美女」とあってわかる〜!と思った。お声もハスキーで好き。

 

 

キャサリン(演・田代明さん)…マートルの妹。めちゃくちゃ好きなんですけどめちゃくちゃ好きすぎてどう言えばキモくならないか分からない。

 

ちょっと気取って背伸びしてる少女感があって本当にかわいかった。マッキー婦人と並んで歩いてくる2人がやたらかわいくて、かわいい〜!って言ってたら「まあね〜♡」って返されて恋した。マートルが死んだと聞かされたキャサリンの泣き崩れるシーンがかなり印象に残りました。

 

 

チェスター・マッキー(演・奥田龍平さん)…パーティーの招待客。マートルとトムの不倫に苦言を呈す、メインの登場人物の中で唯一まともな倫理観を持っている人。いやまあニックもいるか…。

 

妻が不倫も仕方なくない?って言い出したらまさかお前も!?になってもおかしくないと思うけど、そうならないのでこの夫妻にはちゃんと愛と信頼があるんだなあと思った。他の登場人物たち聞いてっか? 写ルンですのフラッシュは分かってても笑うから狡い。

 

 

マッキー婦人(演・野崎絵里菜さん)…チェスターの妻。キャサリンと2人で歩いてるときにかわいい〜!って言ってたら「嬉しくて(登るはずだった階段を)通り過ぎちゃった!」って言ってて愛した。

 

彼女にの台詞に「残り人生の中で今が一番若くてかわいい」ってあったけど、わたしは常に今が最高なんだよなあと思った。去年のわたしより今日のわたしの方がかわいいし3年前のわたしより明日の自分がかわいい。なんの話ですか?

 

高いけどキンキンしなくてかわいいお声だった。

 

 

ハーツォグ(演・冨田浩児さん)…ギャツビー邸の執事。弾ける笑顔でキレキレのダンスで進行も上手い。ハーツォグソロライブやって〜!(?)

 

感情がハッキリ見える表情が好きです。「私用の電話?」と聞き返すときの声や言い方が今でも思い出せるくらい印象に残っている。たぶん10年後も覚えてるんじゃないかな。あの一言に猜疑心と従者としての立場と傷心が篭っていてとても好き。

 

物販でブロマイド買ったらオパールチームのお姉さんたちが「ハーツォグの勢いが止まらないね」って言い合っててかわいかったです。そりゃ止まらんわ。

 

急にラップをしろだの短歌を詠めだの大喜利をしろだの言い出す主人のとんでもない無茶振りに一瞬で組み立ててちゃんと返すのがすごかった。稽古中にあんなんいきなりぶっ込まれたら*2泣いちゃうよ。

 

 

アンリ(土屋竣暉さん)…ブキャナン邸の執事。デイジーに葬式は明日だと伝えてくれと声を荒げるニックに対してにこやかに嘘で対応するシーンで、トムと性質が似てるように感じました。ギャツビーがニックにお金儲けの話を持ちかけたときハーツォグとピートは気まずそうにしてたので、あの2人がもしトムに雇われてたら同じ状況になったときもう少し罪悪感を見せるのかなあ、なんて。でも1人必死なニックと澄まし顔のブキャナン邸の人たちって構図が良かった。お声に厚みがあって素敵。そりゃトムも電話番任せるわ。

 

 

アシュリー(演・高橋孝衣さん)…ギャツビー邸の使用人頭。クールアンドビューティー。使用人紹介のときの動きがとても好き。ああいう短い時間の振りもダンスって言うんでしょうか。かわいらしい使用人さんたちの中でショートヘアにパンツスタイルが素敵だった。月のワルツのダンスが本当にすごい!!あれとオープニングだけでも映像にならないかな…毎日見る…。

 

お茶会の経験ないんだ〜って言われてムッと「あります。できます!」って言い返してるのがかわいかった。千秋楽でクビを言い渡されたアシュリーが泣きながら去っていくのを見て流石にギャツビーお前ー!!!と思いました(不敬罪)

 

 

ピート(演・亀井陵市さん)…ギャツビー邸のバーテンダー。フレアが格好良かった〜!フレア、本で読んで死ぬまでに見たいな〜と思っていたのが叶ってしまった。演出の都合上いろんな原因でびちょびちょになるバーカウンターをピートが拭いて片すのがなんかいいなと思ってました。彼の仕事の範疇という感じがして。

 

無茶振りに応えたハーツォグにギャツビーと「今のどう思う?」「素晴らしいです」「僕もそう思うよ」って会話もアドリブなんだけどナチュラルで、日常を切り取った感があって好きでした。中日からだっけ? 2人とも絶対褒めてくれるのでそういう安心もあった。

 

 

ジェシー(演・妃野由樹子さん)…ギャツビー邸の使用人。ルンバ。ルンバってあの有名なやつ以外の形を知らず、黄色くて丸いので最初チーズケーキまるごと素手で持ってきたのかと思ってびっくりしました。違った。にこにこルンバの面倒を見てる(?)のがかわいかった〜。ニックに対するガン無視と当たりの強さも好き。にこにこかわいいので何をしても許しちゃうオーラがある。

 

 

レイラ(演・原田真帆さん)…ギャツビー邸の使用人。ジェシーと一緒に足を跳ね上げるのがかわいかった!Gatsby古今東西様々な美男美女が見られることでお馴染みですが(?)レイラちゃんも大きな目に薄い唇に少ない余白でお人形さんみたいだった。

 

 

キキ(演・田中愛理さん)…ギャツビー邸の使用人。部屋の消臭担当なのか香水をシュッとしてはかかった!って良く怒られてた。月のワルツのダンスでソファーに腰掛けてサッ!と足を組むところがセクシーでした。

 

 

バーバラ(演・栄井玲那さん)…ギャツビー邸の使用人。喪に服そうと(?)皆で黒レースのワンピース着て行ったら終演後栄井さんに「わたしの仕事取られちゃう〜!」って言われてかわいかった。曰く、「ハタキと、ニック様にタックルするのはわたしの仕事です」らしいハーツォグと夫婦なのめちゃくちゃ良くないですか!?公演期間中に知りたかった…。夫婦間でギャツビーに対する見解や抱いた感情の相違はあったんでしょうか。あってもなくてもかわいい。かわいがるレベルの話ではないけども。

 

 

テディ(演・中谷梨沙さん)…生っぽい艶やかさがあってセクシーだった、というのを、Twitterではとても言えなかった(気持ち悪いので…)。このシャンパンあれでしょってピートにお話するテディさんがどうしても以前同じシャンパンを飲んだ店名が思い出せなくて、「横文字って覚えにくいのよね」「お名前、横文字なのに…」って会話してたのが面白かったです。

 

恐らく渋々介抱するセシルの「貴方また太ったんじゃない?」みたいなセリフへの「食欲の秋」って返しがいちばん好き。ランチの約束をしてた相手が来なかったら電話を掛けよう。

 

 

セシル(演・夏川みつきさん)…ぐいぐいと強引なテディに対して、苦手なのか嫌いなのか引き気味で対応してたのがリアル。パーティって人のたくさん集まる場所だしまあそういう関係の人たちもいるよね…という。

 

声が素敵だな〜と思っていたら声優さんだった。月のワルツの歌声も綺麗だった。

 

 

ロキシー(演・榊原萌さん)…月のワルツでのピルエットが素敵!ご卒業後初めての舞台だったらしく、記録的な瞬間に立ち会えてしまったなあと思った。ポニーテールが似合っててかわいい。

 

 

マイヤー・ウルフシャイム(演・真嶋真紀人さん)…賭博屋。オタクが全員好きなやつ(ドデカ主語)。チャイニーズ・マフィアっぽい印象でした。オパールチームのマイヤーはイタリアのマフィアっぽかったらしい。見ながら龍が如くの立華と尾田を思い出したけど今検索したら割と違った。

 

緩急のつけ方が抜群にお上手で、自分のペースに持っていくためのアプローチがギャツビーと違うのが良いなあと思った。いくつか方法を持っていて、相手によって使い分ける臨機応変さもあるイメージ。ギャツビーがニックに絡むマイヤーを制御しきれてないところもマイヤーより一枚上手という感じがして好きでした。

 

死んだギャツビーにさっさと全責任を押し付けるのたまんないよなあ!!あの人の語る友情はニックやギャツビーの持っているものとは性質が違うような。根本的に他者を求めなさそう。

見た目も伊達男!という風情で素敵だった。胡散臭さが全身から漂う怪しい男、好きだろうが…。わたしは悪役が好きなタイプのオタクです。修羅場をたくさん潜ってきて牙の使い方を心得ている印象。最早妄想。渋くてかっこいい。

 

「友情は生きている間しか存在せんよ。それがこの街の掟だ」と作中の言葉を繰り返し、ウイスキーのボトルに水をかけるシーンの印象が強すぎて、ウルフシャイムがギャツビーを裏切るよって話をギャツビーとニックの友情について物申してるのかと誤読してました(読…?)。書きながら気づいて自分でびっくりした。

 

 

 

台本のお名前順でした。皆さん素敵だったなあ。

いまいち書ききれなかったけどお茶会のシーンの使用人ガールズ(とハーツォグ)がほんとにかわいかったです。

 

 

さて。ギャツビーとニックの話をします。

 

言ってしまえば恋敵(とギャツビーはきっと思ってないんだけど)のトムにまで「友よ」と語りかけるのが癖であるギャツビーの、生涯の友がニックただ1人という構図が良かった。

ギャツビーが死んで、デイジーがそれに対して露ほども悲しみを見せなかったとき、またパーティの参加者が誰1人として参列しなかったと聞いたとき、あんなに命を燃やしたのにギャツビーには何も残らなかったんだって一瞬喜んだけど、すぐニックとの友情があるじゃん…って気づいてしまった。いや良いことなんですけど。

 

映画ではニックは今回の件を気に病んで入院するらしいんですが、なんとなく舞台のニックはそうならないんじゃないかなと思いました。

ギャツビーのように生きてみよう、としそうな晴れやかさと希望が見えた。実際ニック役の上田さんがどういうつもりで演じられたのかは分からないですが、これも個人の感想ということで。

 

ニックは彼に「誰にも言うな」と言われた手前ギャツビーの様々な醜聞を誤解だとは言って回れないし(全部が彼のせいじゃないだけで100%誤解というわけでもないけど)、一生そうしないことで友情を行使し続けるなら、それは結構永遠なんじゃないでしょうか。

 

人に対して寛容な彼がうんざりとするくらい嫌気が差していたニックにとってギャツビーは『唯一の例外』で。ギャツビーの本当の生い立ちを聞いたニックがギャツビーについて「彼の《希望を見出す力》に気がついた」「他の誰にも見たことのない才能。恐らくは二度と見られない才能だろう」と評します。

自分や今まで見てきた人たちなら諦めてただ流されるだろう状況で、彼は抗いのし上がってきたのかと感銘を受けたのかなあと感じました。わたしは抗った結果が犯罪かいと思いますけど、ニックは《常に人の一番良い面を見るようにしなさい》って育てられてますからね(?)

 

言葉も通じない外国で道に迷ったとき、日本語を話せる人に道を教えてもらえたらきっとずっと忘れないでしょう。ギャツビーのように生きてみようとするんじゃないかなと思ったのもこういうことで、ギャツビーはニックにとって初めて「言葉が通じた人」だったんじゃないかな、なんて。彼と同じ道は進んでほしくないので道じゃなくて「行き方」くらいが妥当でしょうか。

 

 

ニックが「ジェイ!」と呼びかけ、ギャツビーが「…有難う、友よ」と応えてこの作品は終わるのですが、ギャツビーが友とした相手に対して口にした最初で最後の「友よ」だったのだろうと思います。

 

ところでニックとデイジーは従兄弟なので血縁関係にあるんですが、ギャツビー、そんなにキャラウェイ家の血筋が好きか?*3

お互いの存在が特別になった夜に殺されたんだなあ。美しい話だ。

 

手の中に握っておいて、時々開いて確かめてみたい、そういう舞台でした。

本当にお話もキャストの方々も演出もセットも素敵だったなあ。機会があれば同じ主催さんの別の舞台も観たいです。

楽しかった〜!!

 

 

 

 

 

 

*1:写真に

 

https://www.sakaseru.jp:Sakaseruさんより緑の使い方が印象的だった大波多(Ohata)様にお願いしました。真ん中の白いお花も緑の灯火((原作では志とドル弊をかけて緑の灯火としているらしいです

*2:雷太さんの生放送より

*3:言っておいてなんだけどあんまり関係ないと思います

2019年現場まとめ

2018年の現場まとめが前半で止まってるけど許してやったらどうや。

今年は改元という区切りがあったのでなんだか1年が余計に早く感じたような気がします。

 

今年も楽しかったな!という振り返り。

 

1月

 

テニミュ四天公演

大阪公演。小春ちゃんが面白すぎて1幕はずっと笑ってた記憶。あのテクニカルな動きを面白くできるのすごいと思う。

謙也と白石の「勝ったモン勝ちや」「せやな」って会話は何回聞いても“いい”ですよね…。

財前のことかわいいと思いたくないのに抗えなくて悔しかった。喋り出すと止まらなくなるので割愛します。

 

超ピカイチ!

名古屋公演。いろんな人に見て欲しくて個別に記事も書きました。ブログ見て行ったよって言ってくださる方がちらほらといて嬉しかった。

言葉の及ばない世界の話なので感情を纏めるのが難しい。どうやって記事書いたんだ?(読み返せ)

今まで浴びたことのない種類のエンタメで、何もかもが光を放つようでした。

 

186cmの大男に対してあそこまでの庇護欲が湧くこと流石にもうないんじゃないでしょうか。

 

良く考えたらこの頃から既に化粧に狂ってたな…と今思いました。

お化粧もお化粧品も大好きなのでそりゃ好きな俳優がバチバチにメイク決めてたら狂っちゃうんだよな。

 

f:id:omaenannyanenn:20191230114149j:image

厳密に言うとお花出したの去年か?と思ったけど名古屋公演のみ受付してたので今年のことでした。

本名で出すとSNSに載せにくいし、メシアで出したら気持ち悪いし、ファンよりはどことなくむず痒いので無記名にしてしまった。来年の目標は「変な自意識を持たない」、「好きな俳優に怯えない」。メシアです。なんの話だよ。

 

FGOバビロニア

叡智の結晶。これも個別に記事を書いたので詳しくはそちらを。今年いちばん…というか今まで観た舞台の中でも5本の指に入る。

演者も脚本も演出も音楽も振付も何もかもが最高だった。

 

開演前に表示されるロード画面を模した用語集や、要所要所で流れるゲーム内の音声が「FGOの世界に入り込んでいる」という感覚を与えてくれて、満足度がすごく高かったです。

f:id:omaenannyanenn:20191230132641j:image

結構頑張ってネイルチップと親指のパーツ作ったけど特に日の目を見ることがなかったので今見てください。

 

D-room 12

山﨑さんがアラケンさんとゲストで呼ばれた「トラベルモードの回」にお邪魔しました。

何回行っても(2回目だけど)神に飴ちゃんを配られる状況にビビってしまうよな。

 

昼イベントで夜はFGOの本番ってスケジュールにマジかこの人?と思ったけど山﨑さんの仰っていた「分刻みのスケジュールをこなす俳優になりたい」という夢に近づいているのだなあと勝手に感慨深くなったのを覚えています。

 

4月

服用し始めた薬の副作用がキツく、2,3月は舞台の現場もなかったので家でおとなしくしてました。この頃良く生きてたな。

ヒロステ東京公演は3月だったかもしれませんが行ってないので覚えてないです。

 

薄ミュ風間篇

去年の土方篇が正直マジでつまんなかったのでビビってたんですが(というかあの話を舞台でやるの無理がある)、蓋を開けたら素晴らしかったです。

まさか水石くんと山﨑さんが共演すると思わなかったので発表があったときはすごく嬉しかったです。

水石原田かなり評判が良かったし個人的にももっと見たかったので次の真改でキャスト変わっちゃうの残念。

 

京都劇場の2階から観た景色が本当に絵画のようで、舞台って役者が入って完成する芸術なんだと感銘を強く受けました。美しかった。

 

沖田を演じているときは特に、視線や動きを音にハメてキメてくれるのがめちゃくちゃ上手い人の太鼓の達人プレイ画面を見ているように気持ちよくて大好き。

前回なかった池田屋のシーンがあったのも嬉しかったです。巣食う病に思うように体が動かず、あまつさえ女の子に怪我までさせてしまった剣士の焦燥にいやその悔しがってる表情は万人に見せてくれ!!と思いました(大抵見切れじゃないと見えなかった)。

 

「僕の名前を覚えておいて」と沖田が名乗りを上げるシーン。あとは死に向かうばかりの彼がそれでも新選組の誇りを胸に戦う覚悟を鮮烈に叩きつけられて、しばらく顔を上げられなかったなあ。

沖田篇観せて!!!水石くんを呼び戻して!!!

 

ヒロステ

続編うれし〜。これも掛け値なしにオススメできる舞台でした。何もかもが最高峰だった。

個別に記事を書こうと思ったら筆が感情に追いつかなくて、結局死柄木について書いたのみになってしまいました。

 

わたしはこのとき原作に触れたことはなかったんですが、それでも全てのキャストやスタッフの方々が原作を尊重し、大事に作り上げた作品であるのが如実に伝わってきたのが「愛する作品があるオタク」として嬉しかったです。

2.5舞台と一般舞台に何か差があるのなら、「原作に対する作り手の敬意」ただ一点であってほしいし、その上で原作を知っていても知らなくても楽しめる作品であってほしいなと思っています。一般でも原作のある舞台はたくさん存在しているし、そこを基盤としたものを差とするのもちょっと乱暴な気はしますが。

 

全部良かったな…と思う舞台、その内訳を語るのもなんだか無粋な気がしてとにかく良かった!観て!としか言えないんですが、わたしが相手を問わずオススメする舞台って実は結構少ないので、そこを判断基準にしてください(王族?)

 

 死柄木の、見ているだけでゾクゾクするような深い“悪”がとても好き。そこに存在して声を発したり指先ひとつ動かしたりするだけで今後なにかとてつもなく悪いことが起こるような予感を与えてくれるのがたまらなかった。あと普通にめっちゃ怖かった。

 

全然どうでもいいんですけどバーン!!って轟のカットインが入るシーンで人気キャラ・人気俳優の忖度だ!!!って大喜びしました(最悪)。

 

5月

山﨑さんバースデーイベント

今年も徳を積みました。

なんか最早お参りみたいな気持ちで行っている。ゲストの納谷くんとMCのかけやんと作ったコントの完成度がやけに高かった記憶。

 

チームパーティ四天宝寺

楽しかったことしか覚えてない。気合い入れて黄・緑・橙の野菜ジュースみたいな格好して行ったら、あんまり色で攻めてるオタクがいなくてやっぱ比嘉のオタクってちょっと変なのかもなと思いました。でも魂の色を纏った方がテンション上がるし…。

 

全氷リリイベ

司会の方 好き

 

6月

紅葉鬼

観た人たちがみんな摩爬に狂ってて面白かったです。わたしも狂ったので辞書登録しました。

 

正直なところ初日の感想は「脚本のやりたかったことは分かるな」でした。登場人物の感情がシナリオの都合で動いていて、すごく大掛かりな人形劇でも見せられてるのかなと思った。

脚本家さんとの言葉の相性が本当に悪くて、なので良し悪しや出来不出来の話ではないんですが、彼女の尽くした10の言葉を1も汲めなかった記憶があります。ちなみにわたしがバカなだけという線が濃厚です。

 

ただ公演を重ねるにつれて特に経若の熱量が目に見えて上がって行ったので、最初からこれを持ってきてくれれば評価は変わってただろうなと思いながら観ていた思い出。王様目線失礼いたします。

 

暴走する菊池さんがかなり良かった。菊池さんとのすけさん、現存するファイナルファンタジーだな〜とお顔を拝見する度に思います(?)

 

操られて傀儡になった瞬間の帝、顔から一切の生気が消え失せて瞬きすらほとんどしないので慄きました。ほんとに30秒に1回するかしないかというレベルだった…。

しかしガキは殺すな。

 

S–LIVE

大天使こと橋本さんのイベント。雷太さんがゲストだったので紅葉鬼とハシゴしました。

橋本さんの書いた脚本でのお2人の朗読劇が本当に素敵で、バケツをひっくり返す勢いで泣きました。暖かくて良いお話だった。

 

ご出演の舞台を元に橋本さんが作られた曲を披露してくださったのが心に強く残っています。橋本さんのファンの方たち、めちゃくちゃ嬉しかっただろうな…。

ゲストコーナー後、雷太さんが橋本さんのお顔を見ていたいからと客席で橋本さんの弾き語りを聞いていて、いっそ安心するくらい露骨だなあと思いました。

 

7月

夢の値段

雷太さん所属事務所の俳優部門の旗揚げ公演。第2弾あるんでしょうか。

 

八方塞がりの劇団長(雷太さん)が紆余曲折の末に死ぬ話でした。面白かったのに全然面白そうに紹介できない。

 

フライヤーに書かれていたあらすじを以下に掲載します。

学生時代、芝居に明け暮れていた仲間たち。彼らの殆どは卒業後、演劇の夢を捨て、「堅気」な日々を送っていた。その中で健介だけは、悪戦苦闘しながらもひたむきに夢を追いかけていた。生半可な想いでは決して続けられない芝居の世界。友情、恋愛、そして社会という名の事情論の狭間で、健介は必死で夢を追い続ける。そんな健介に、ある日事件は起きる。健介の夢は……仲間たちはこの事件を前に何を思い、何を決断するのか……夢を持つことの大切さと、常に付きまとう葛藤を描いた、オムニバスフィクション。

 

タイトルとあらすじを見て、サムくてクサいお話だったらどうしよう…と心配していたのですが杞憂でした(明け透け)。

 

健介のお葬式のシーンは特に健介の恋人役のサキさんの熱演が凄まじく、彼女の嘆きに打ちのめされるようでした。

健介がかつての仲間たちに厳しいことを言われてもヘラヘラ笑って、この人はこうやって自分を守ってきたんだなあと苦しかった。

 

死んでから本懐を遂げられるというのは、その人にとって幸せなんだろうか。

 

銀牙

いやほんと超良かったですね。テニミュを除けば今年見た、唯一特別に好きな俳優の出ていない舞台でした。

 

佐奈くんの犬そのもののような身体表現や説得力のある感情表現に舌を巻きました。本当にすごかった。

脚本も面白かったし演者も良かったし曲は素敵だしでこちらも原作は未読なものの楽しかったです。

 

岩城くん演じる中虎に育ちの良さを垣間見て、「この中虎、それくらいの情けはあるぜ」という台詞にキャ〜♡情けありそ〜〜♡♡と思っていたのにドラマダで羽化していて、人って半年も経たない内にこんなに変わるんだ…と驚いてしまった。めざましいなあ。

 

松井さん演じる黒虎は肩でずんずん歩いていて目つきもとんでもないのでめちゃくちゃ怖かった。お芝居が素敵なのでもっと舞台での活躍も見たいです。赤虎も弟想いでかわいかったな…。

 

テニミュ立海前編

D2、大好きで大好きでちょっと嫌いな試合です。それを井澤さんと前田さんと中島さんと竹ノ内さんの4人が苦しいくらい鮮やかに描いてくださった。

 

やっぱり2nd全立のD2は水石くんと原嶋くんの2人だからこそ生まれたものだなあ、というのを改めて実感しました。

GMKKで穴開ける真田好き。

 

リビングルームミュージカル vol.10

雷太さんが、わたしにとって世界になった公演。それまで緩く追いかけられたらいいかな〜と思ってたのが、んなこと言ってる場合じゃねえ!に切り替わったきっかけです。

 

とは言ってもそれまでだって大好きだったし全幅の信頼を置いていたんですけどね。心の総量は特に変わってないと思うんだけど。ピカイチのときに思った、新しい世界に連れて行ってくれるヒーローだ!って感情を再び与えてくれたのが大きかったのかも。

 

たまにフォロワーに誰が好きなの?って聞かれるんですけど、好きの形が違うので比べられないんですよね。空とオムライスどっちが好き?くらい難しい質問だなと思う。

 

リビミュの話してなくない?でもあの楽しさは体感しなきゃ分からないと思う。一言で言うと神々の祭典です。

 

わたしが狂った写真です。

 

8月

乱歩奇譚

最高のビーフシチューを食べに来たら美味しいお蕎麦を出された、みたいな感覚になった舞台。

アニメを見たり前作の話を聞いて期待した、山﨑さん演じるナミコシのシーンがほぼなくて呆然とした記憶があります。ハナサキの罪は客の前で傷をつけなかったこと一点のみだな(そんなことはない)。

 

アケチ以外は全員すごい!アニメから出てきたみたい!って感動しました。アケチは良くも悪くも“舞台のアケチ”で、アニメのアケチとは別の存在だなあと感じました(個人の感想です)(全部そう)。

声優さんが演じていたコバヤシくんはもちろん(でも彼の性格が性格なので体現するのにかなり苦心されたと思う)、特に影男が本当にすごかった。未だに影男の声って子安さんが吹き替えしてたんじゃないかと疑ってるんですけど、これもしかして周知の事実だったりしませんか?

 

他人の存在に怯える中学時代のナミコシが、自分と対話できるアケチという存在を得た瞬間の笑顔にボロボロ泣きました。山﨑さんの表現は演じている役が積み重ねた時間が現れているところが好き。

 

あの陽だまりが映像に残りますように。

 

9月

IVVYライブツアー

IVVYのファンのフォロワーがチケットを余らせていて、ちょうど大阪だったので行く行く〜って言って行きました。

 

立石さんとリーダー以外分からないまま参加したものの、曲も歌もダンスもすごく良くてめちゃくちゃ楽しかった。

 

メンバーの方々が、去年より大きいところでできて嬉しいって口々に仰っていたのが印象的でした。

 

ギャツビー

心に音楽劇星の王子さまという杭が打ち込まれているので、その星の王子さまと同じ会場であるDDDクロスシアターに初日泣きながら向かいました。

個別に感想記事をあげたいなと思って3ヶ月経ったらしいです。もう10000文字くらい書いてるんだけど結びの文で感情を纏められなくてズルズル…。

 

オープニングの、パーティの途中で登場するギャツビーにえっ美の神舞い降りた?と驚いたのを鮮明に記憶しています。なんなら5日間毎日驚いてた。

 

ただ現れただけでその場の全てを塗り替え、空気を支配する存在感に神々しさすら覚えていたみたいです。直感にも理由がある。

 

好きな男が可哀想な目に遭う様が何よりも好きなので、この人愛しかなかったのにそれすら否定されて何も残らなかった上に死んだ!!!って大喜びしたんですが良く考えたらニックとの友情は残り続けるし、それは結構救いだなと思いました。

ニックとの友情についても結構長々と書いたのでいつかアップしたいです。続きを書こうという気になるタイミングあるかな…。

 

世界でいちばんかっこいいな。

 

10月

テニミュ大運動会

滝さんと知念が同じ紅組だったのがほんとにほんとに嬉しくて、発表見た瞬間走った(感情表現が犬)。

夜の紅組大逆転、嬉しかったな〜!

 

f:id:omaenannyanenn:20191230234433j:image

500円で買ったこの靴履いてたら足が痛くなっちゃったのでコンビニで室内用のスリッパ買ったんですけど、フォロワーたちと喋ったり写真撮ったりしてたら帰りのバスの時間がマジでヤバくてそのスリッパで新横浜駅を1人で爆走しました。テニモン秋の大運動会2019。

 

主よ 人の望みの喜びよ

 

山﨑晶吾2020カレンダーイベント

謁見イベントに名前変えてくれ

 

からくりサーカス

原作を知らない+シリーズ物の最後+目当ての山﨑さん演じるジョージの出番は全体の1割くらい、という条件でもかなり面白かったです。

感情がダイレクトに伝わってきて、今喋ってるの誰と誰?くらいの理解度しかないのに気づいたら大泣きしてました。

 

そして深澤くんがすごい!!本当にすごいとしか言いようがなかった。フェイスレスの魂が入ったの見た!?

 

稲垣さん、ネバーヒーローぶりに拝見したんですが記憶の5倍は芸達者で舌を巻きました。独壇場って感じだった。

 

ジョージの死に際の表情が心からという言葉じゃ形容が足りないほど悔しそうで、胸が潰れるような心地がしました。

 

健人さんは本当にどんな役を演っても最高ですね。伊武とマロと阿紫花と毛利を拝見したんですが、魅力的なお芝居をなさる方だ…。

 

俳カラ!

皆さんはもう購入されましたか?わたしが総理大臣だったらこの動画の視聴を国民の義務にするのに…。

 

夜はからくりサーカスに行ったので雷太ママとは謁見できずでしたが、昼も超〜〜楽しかった!!

コンセプトも面白かったですね。

 

これはただのオタクのエゴなんですけど、雷太さんの作るステージはこんなに楽しくて素晴らしいんだぞっていうのをいろんな人に知ってもらえたっぽくて、タイムラインを見ながらニコニコしてました。

 

昼の部、予定よりかなり進行が早くなってしまい、おろおろカンペを出すスタッフさん、しかし止まらない進行、雷太さんによって突如ぶち込まれるおジャ魔女カーニバル。天才か?

 

 

夜の動画見すぎてわたしまで紅蓮の弓矢を完璧に歌えるようになってしまった。

最近フォロワーに見てもらうため、久しぶりに頭から見返したんですけどマジ 何?

 

この世に狂人を増やして一体何をするつもりよ

 

11月

ハニカムツアー

ハニカムライブでした。本当にめちゃくちゃ楽しかったのを前提に聞いて欲しいんですが(別に聞かなくてもいいです)、新規のファンを獲得する気があんまりないのかなーと思いました。わたしあれ1人で行ってたら心折れてる。

 

こちらの身の振り方についての説明がなくて、正直そりゃ去年と同じハコでやるわと思った。昔からのファンの方々にとっては現状が良いのかなと思いつつ、パフォーマンスが皆さん素敵なだけに惜しく感じました。

でも本当に楽しかったのでまたタイミングが合えば行きたいな。

 

トラベルモード 

雷太さんがWBBに!しかもトラベルモードで!って発表から超楽しみにしてました。

キャストや演出が変わるとこうも違って見えるんだなあってすごく新鮮でした。5歳児じゃないベルボーイだ!!!

 

雷太さんが出てくると舞台の情景がグッとリアルになるのはなんなんだろう。舞台という仮の世界がその真実味に仮初めのものじゃなくなるような、壇上と客席を隔てている薄い膜を剥がしてしまうような。「芝居に嘘はつかない」って山﨑さんが言ってくださるのがわたしは大好きなんですけど、雷太さんの場合「嘘すら真実」という感じがする。

わたし自分より正直な人間は赤子しか見たことないですけど(ビックマウス)生きていて嘘を吐いたことのない人間っていないし、だからよりリアルに見えるのかな。

本を読んでいたはずがいつのまにか目の前で起こる出来事になっているような。いまいち上手くいえないんですが、そういう感覚です。

 

佐野神演じるジュシャールとの殺陣も鮮やかで素敵でした!初日から完成されてたのに千秋楽までどんどん進化と成長を続けていて、お2人とも本当に凄まじいなと殺陣の度に感じ入ってしまった。初日は佐野神推しのフォロワーと手を握り合って泣いた。

 

そのまま言っても面白いセリフを、もっと面白くしようと違うアプローチを見せて試行錯誤を繰り返しながらも決して元のセリフを殺さないでくれたのが嬉しかった。どこから目線失礼しますが大好きな脚本なので…。

 

そして雷太さん、緩急のつけ方が本当に上手い!コミカルな表情は作れるし間の取り方もテンポも良いし、コメディ作品を上演するにあたってこれほどの逸材はなかなかいないんじゃないかと思います。コメディじゃなくても逸材ですが。

 

シュガナイ

やっと浮谷さんの現場に行けた!トラベルモードとちょうど期間が被っていたのでフォロワーに招待されて行ってきました。

続編に当たるお話だったけど前情報のおかげですんなり楽しめました。男装ホストの皆がかわいかった。その内の1人が刻み海苔かけられるシーンは正直嫌だったけど…。

 

有名なホスト?が黒地に赤い模様?の入ったパーカーで(曖昧すぎ)面白いことになってきたじゃんってニヤニヤ笑うタイプの男だったのでカゲロウプロジェクトだ!!!!!!と思った。

浮谷さんの他の舞台も観たいな。また被んないかな。

 

リビングルームミュージカル vol.11

リビミュという作品に出会えたのが、もしかしたらこの1年でいちばん嬉しかったことかもしれない。運動会と同率首位。

楽しいよ〜って言いまくってたらツイートをきっかけに行ってきました!って言ってくださる方がこちらもちらほらいらっしゃって嬉しかった。トラベルモードもですね。

 

わたしが何をしたのにこんな素晴らしいショーを見せて頂けるんだろう!?って思うくらい卓越した技術をお持ちの方ばかりというか、お持ちの方しかいなくて。わたしは浅学なので知らない曲の方が多いくらいなんですが、何せ皆さんの歌声や演奏が最高なので最初から最後までずーっと楽しい。

 

しかし人生で藤岡弘さんを肉眼で見る日が来るとは思ってなかったね。2回見ちゃった。

 

あと個人的に特に印象深かったのは雷太さんのダンスソロ、Stranger In Moscowでした。

基本的に涙腺がぶっ壊れているのですぐ泣いちゃう方なんですけど、今まで自分が心を動かしてきたのは全部感情で。人が嬉しがってるから泣くし悲しがってるから泣く、ってしてきたのが雷太さんのパフォーマンスを見ていたら涙が出てきて、自分でもかなりびっくりしました。

ダンスから何か感情を読み取ったわけじゃないのに、ただただ圧倒されて泣いちゃうことってあるんだなあと思いました。人生で初めてだった。

 

Dramatical Murder

クリアルート、紅雀ルート、蓮ルートを拝見しました。他のルートも観たかった〜。

濡れ場があるって聞いて最初マジで嫌だったんですが、蓋を開けたらすごく素敵な作品でした。ただ脚本の言い回しがちょいちょい気になって、その度に集中力が切れちゃうのが厳しかった。これはわたしが悪いです。モノローグはゲームの地の文から抜き出したものが多かったみたいなんですが、とはいえ主語の連続や音の連なりに気を配らない小説家・脚本家とは…と少し疑問に思ってしまった。言葉をどう重んじるかは人それぞれなので、あんまり他人がとやかく言うことでもないですが。

しかしミズキの慟哭は最高でしたね…。

 

山﨑さんは蓮とセイと、紅雀ルートでは竜峰、他ルートでは東江を演じられてました。その切り替えがまあすごくて。セイの格好をした竜峰が蒼葉に施した思い通りに操れる刺青で追い詰めていたかと思ったら、くるっと回ってセイの格好のまま蒼葉を助けるために紅雀を呼んできた蓮になるんですが、表情・声・喋り方・抑揚のつけ方・言葉の切り方のクセまで全部違うので今この人だっていうのがすぐに分かる。

 

竜峰サイコパス系の芸術家キャラで超好きでした。目を剥きながら自分の最高傑作に殺されるなんて、ってうっとりと楽しそうに死んでいくのたまんない…。

東江もああこの人に命じられたら今すぐ飛び降りる人がいるんだろうなあと思わされるカリスマ性が光っていて良かった。

 

消えてしまった蓮がセイの体を譲り受けて再び蒼葉の前に現れるラストシーンで、振り向いて「蒼葉」って一言口にするだけなのにセイの器を持った蓮だって言うのが鮮やかに伝わってきてすごかった。

ゲームのスチルだとセイの目が蓮と同じ黄色になるらしいんですけど、カラコンもつけてないのに(蓮ルートだと蓮は黄色のカラコンをしています)それと同じくらい鮮やかで、色がついて見えるシーンだった。

 

リビングルームミュージカル vol.12 番外編

今帰りの新幹線の中でこれを書いています。あ〜〜楽しかった!!!楽しかったという言葉しか出てこないくらい楽しかった。

セットリストは悠紀さん曰く今年の総括らしいのですが、もう1回聴きたい!って曲ばっかりで最高でした。というかリビミュはもう1回聴きたい曲しかないんだけど。

 

特に雷太ママのアラビアンナイト、ゴリさんとママのコラボのFriend Like Me、夢ちゃんと悠紀さんのバルコニー、悠紀さんとまさこさんのIt Don't Mean A Thing、ゆあちゃんとゴリさんの行こうよどこまでも、紗穂ちゃんのAnd I'm Telling You I'm Not Goingがまた聞けたのが嬉しかった!!特にと言いながらめちゃくちゃ列挙してしまった。これでも相当絞りました。

 

こんな世界に連れてきてくださった雷太さんには本当感謝してもしきれないし、この場所で楽しく伸び伸びと素晴らしいパフォーマンスが見られるのも嬉しい。

そもそもステージに立ってくださらなければそのお姿やパフォーマンスは何をしても見られないので、その感謝を忘れずに、全ての公演をひとつひとつ丁寧に噛み締めたいなと強く思った大晦日でした。

 

 

2019年最後を締めくくる現場がリビミュだったの本当に幸せ!そりゃ嫌なことや悲しいことがなかったわけじゃないけど、最初から最後まで楽しいと幸せしか残らない1年だったなあ。

今年もいろんな方にお世話になって、たくさん助けて頂きました。何もできないかもしれないけど、少しでもお返しできたらなと思っています。

 

来年もきっと山﨑さんのファンで雷太さんのファン!もう今から全部楽しみ!!

ここまで目を通してくださった方にもたくさんの幸福がありますように。良いお年をお迎えください!

最近手に入れた化粧品

無職からランクアップして初任給を得たので嬉しくなっていろいろ買ってしまった日記です(常に貧民の理由)

5〜6月に買った・貰った化粧品たち。めっちゃ影入った。

f:id:omaenannyanenn:20190615003338j:image

 

ウォータリーアイカラーとUZUのアイライナー、シャインオン、チークについてはこちらが詳しいです。

https://omaenannyanenn.hatenablog.com/entry/2019/06/07/143240

 

 

資生堂 スポッツカバー ファウンデイション H100(オークル系の明るめの肌色)

イベント前に悪あがきで買った。

部分用の方がカバー力高いんだ〜と思って選んだんですが、全体用は部分用に比べてテクスチャーが柔らかくてもうちょっと明るかったらしい。テスターあったらな…。

 

書くにあたって調べてたらS300というピンク系の明るめの肌用や補正色という痣などを隠すためのコンシーラーもあるらしいです。美スギに置いてなかったんですけど!?!(店名を出すな)

 

 

f:id:omaenannyanenn:20190611123610j:image

アイライナー(ラブライナーペンシル ミディアムブラウン)*1でハムスターを描こうとしました。

 

f:id:omaenannyanenn:20190611124940j:image

指先にちょっとつけて広げた図。ハムスターは大体5cm^2くらいです。

 

f:id:omaenannyanenn:20190611125132j:image

取って叩き込むを繰り返した図。なんかちょっとボケたけど消えたの分かるよね 分かるって言って

 

凹凸が浮き上がってくるのは下地で埋めれば多少マシになるかなあ。

伸びるし少量でも結構隠れるのでコスパは相当良いと思います。色さえ合えばオススメ。

 

 

 

ユメバンク NOR. エアフィットクリームシャドウ NUDIE PINK

めちゃくちゃ伸びるしヨレにくくて良いんだけど発色がかなり薄づきで、叩き込んで100%の色を出しても〜肌に柔らかく馴染む〜みたいな感じなので彩度を寄越せ!!!!になってダメでした。

まあヌーディピンクだっつってんだろって話なんですが。

f:id:omaenannyanenn:20190617180428j:image

細かいパールとゴールドとピンクの小さいラメが繊細に光ってかわいいんですよ…。ピンクは手前の方を4回くらい重ね塗りしています。

 

今気づいたけどわたしがブルーベースだから思うように色が出なかった可能性もある。たぶんパステルカラーが得意なスプリング向けの色味だと思います。たぶん。

 

 

Fujiko フジコアゲリップ 103 wanna be(限定)

オペラのコズミックピンクの代わりになるかなーと思って買いました。

f:id:omaenannyanenn:20190611171547j:image

ティント部分のピンクで口角を描いてバーム部分でぼかして全体に色をつける、という使い方なのでバーム部分にピンクがついてしまう。

 

青みピンクに多色ラメがキラキラ。しかも惑星ラメなんて名前がついてたらそりゃ買うじゃん…。

 

ティント部分はマットなのでバームでめちゃくちゃツヤを出す必要が(わたしは)あるんですが、バームは横向きにしないと塗れないのでその辺りがちょっと使いにくかったです。

 

青みピンクなんですが、なんとなく色が浮いてる感じがしたのでちょっと白み入ってるみたいです。

明度の高い色をリップに持ってくるのが本当に苦手なので…。*2

 

冬夏の方ならサマータイプの得意な質感はセミマットだし、そこまでゴリゴリ艶出す必要もなくて使いやすい色味な気がします。たぶん。夏冬だと色の強さとラメに負けちゃうかな…。*3

 

 

UZU アイオープニングライナー WHITE(ホワイト)

アナログ絵の仕上げに修正液でホワイト入れる画法(?)があるかと思うんですが、あれの気持ちで下瞼の目頭にちょんと乗せるのが最近は面白くて好きです。

 

万人がそうかって言われると自信はないんですが、苦手な色は面より線がいいっぽいので、合わないけど使いたい色はアイライナーで入れるのがいちばんだと思います。目尻だけならそんな大変なことにはならないのでは。たぶん。

 

自分に合わないベース(ブルベならイエベカラー)の色を使うと悪目立ちするのを利用すればアイライナーの色をよりハッキリ見せられるかもしれない。

わたしはベースまたぎ*4なので上記のルールが適応するかは謎ですが(というかアイラインがそこまでの力を持てるのかも謎)、次はカーキもいいなあ。夏だし。

 

 

ANNA SUI ウォータリーアイカラー 600(限定)

前回言ってた「時間が経つと紫っぽく変色してしまう問題」、とりあえず薄く伸ばすことで解決はしました。

でも薄く伸ばすと色味が物足りないし、べちゃっとチップでそのままつけたときの密集したギラギラ感が好きなのでちょっと物足りなく感じる。なんで変色しちゃうんだろ。

 

 

ローラ メルシエ ブラッシュ カラー インフュージョン 03 ポメグラニット


 
これで使ってるやつ。どうでもいいんですけどチーク握ったまま撮っちゃって「これが世に聞く使用報告…」と思いながらツイートしました(フォロワーがくれた)
 
チークブラシで塗ってるんですが、粉飛びがほとんど起こらないです。粉物についてるプラスチックのカバーを地面に落としちゃったので泣く泣く捨てたんですけど、3週間くらい経っても鏡が綺麗なままですごい。
 
 
オペラ ティントオイルルージュ 11 コズミックピンク
諦めてメルカリで新品・未使用のやつ買った。

f:id:omaenannyanenn:20190617180526j:image
 
 
シャネル オンブル プルミエール プードゥル 30 ヴィブラン ヴィオ
上で一緒に写真撮るの忘れてた。誕生日プレゼントで友達から貰いました。
この日撮った写真なぜか全体的に黄色っぽくなっちゃった。
 f:id:omaenannyanenn:20190617182046j:image


普段アイシャドウでもなんでも、ふわっと仕上がってぼかしやすいのでブラシで塗ることが多いんですが、これは絶対指で塗った方がいいと思う。
 

f:id:omaenannyanenn:20190617182134j:image
左からチップ、指、ブラシです。チップだと色がハッキリしてブラシだと透け感が出る分ちょっと暗くなるんですけど、真ん中の指で塗った部分のツヤとラメ感がすごい!*5
 

f:id:omaenannyanenn:20190617182214j:image
チップは塗ってないけどこっちの方が分かりやすいかも。ブラシの方もラメは見えるけど、指で塗った方はシワに入り込んだ部分までキラキラ。偏光パールの効果だと思います。
 
粉だけ見るとちょっと暗いかも…と心配してたんですが、指やチップだとラメの効果もあってギリギリ中彩度よりの低彩度くらいの色味まで持っていけるような。
 
アディクションの95番カラーパープルはわたしにはちょっと暗かったんですが、これは透け感もあるしオールシーズン使えそうで嬉しい気持ち。
 
 
シュウ ウエムラ ブランクロマ ライト&ポリッシュ クレンジング オイル
血の色のやつ。一生風呂場に置いてるので写真は撮らなかった。
サクラを使い終わったので初めて買ってみた。
 
初めてシュウウエムラのを使った日からクレンジングはずっとここです。
最初使ったとき角栓ボロボロ取れて段々手のひらがザラザラになって行くのびっくりしたな…。肌の質感が変わる。
 
今までベーシック、サクラ、A/O +を使ってきたんですが、いちばん毛穴がスッキリする印象。鼻や顎のザラつきが気にならなくなってきて、ビオレのおうちエステの出番が減りました。
メイク映えするキャンパス肌へがキャッチコピーらしい。わかる。
 
どのシリーズにも共通して言えるんですが、まずメイクが超落ちる。超。マスカラ4本重ねても全く問題ない。超落ちるから。落とすときに力がいらないので睫毛もほとんど抜けない。
前はマスカラリムーバー*6必須だったんですが、シュウの使い出していらなくなりました。
 
そして肌が柔らかくなる。角栓や角質を取り除いてくれるのでゴワゴワしないです。
 
オイルを使ってほぐすイメージで顔面をマッサージしながらクレンジングするとよりふわふわになって保湿もしやすくなります。肌が硬くなると水分が入りにくくてどんどん乾燥するらしい。
 
前はクナイプ ビオ オイル使って週2くらいのペースでマッサージやってました。500円で1ヶ月半くらい保つので。
 
シュウのクレンジングはいつも大きい方を使ってるんですが、2プッシュ*7で5ヶ月くらい保ちます。
 
遠征先で他のクレンジングも結構使うんですが、シュウのじゃないと肌が死ぬと思う。旅行用にミニボトルまた販売してくれないかな…。
 
ニベアを顔に塗るとヒリヒリする敏感肌なんですが(フォロワーに「赤子のケツ以下」って罵られた)どのシリーズも今まで特に問題なかったです。
 
 
ちふれ 化粧水 ノンアルコールタイプ
めちゃくちゃシンプルな商品名。毎月買ってるのでたぶん20本目くらいです。たぶんあんまり保湿力がない上に乾燥肌なので減りが早い。
 
化粧水、半分くらい使ってから突然ヒリヒリしたり痒くなったり赤くなったり何故か肌が吸い込むのをやめたり(??)するのであんまり新しいの買えません。
 
しっとりタイプだと絶対肌に入らなくなって外側でベタベタし続けるのなんなんだろう。どこのBAさんに相談してもなんでですかねぇって言われる。ねー。
今月メラノCCの化粧水も買ってみたんですが、前述の理由でもはや乳液として使ってます。あれは蓋。
 
 
最近使って良かった化粧品あったらいつでもなんでも教えてください。今回も長くなってごめんね。

*1:これもイベント前の悪あがきでインライン用に買った

*2:アイシーカラーで顔色が悪くなるタイプです

*3:素人意見です

*4:1stブルーベース 2ndイエローベース

*5:指部分の範囲が大きいのは嬉しくなっていっぱいつけたからです

*6:ヒロインメイクの水色が落ちるし安いのでオススメ

*7:メーカーの推奨は4プッシュ

ポーチの中身

手持ちの整理のためにも全化粧品のレビューを書き出そうと思って5ヶ月経ったので諦めました。

パーソナルカラー 1stウィンター 2ndスプリングのビビット。彩度とツヤ重視のタイプです。

 

f:id:omaenannyanenn:20190601161327j:image

ブラシは基本Amazonでまとめ買いしています。

これはまだ使ってないけど毛質が柔らかくて良かった。写真のブラシは去年買ったものなんですが、もう在庫がなくなってました。

 


ベースメイク

ポール & ジョー ボーテ モイスチュアライジング ファンデーション プライマー S 01

下地。ファンデを定着させるための糊みたいなイメージ。カバー力はないけどファンデだけに比べて仕上がりが綺麗。ワンプッシュで全顔使えるのでコスパが良い。週6~7くらい使って5ヶ月くらい保ったはず。全く崩れない!って訳じゃないけど崩れても汚くならないのが好き。


SPFつきのプロテクティングの方は「乾燥肌にお勧めできない」ってBAさんに言われながら買ったけど、確かに塗った瞬間痒くなるので秋冬はあんまり…という感じ。でも1本使い切るくらい良かっったし日焼け止めを良く塗り忘れるので夏までに買っちゃうかもしれない。

 

 

RMK クリーミィファンデーション N 201

ファンデーション。オークル系だとどうしても時間の経過と共にファンデ全部取れた?ってくらい黄くすみするのと、200番のピンク系の方が綺麗ですね~ってBAさんに言われたのでこれ。


202も持ってるのでこれをシェーディング代わりに使えばいいじゃん!*1と思いつつ、201と202の間くらいの肌色なのでそこまで変化が出ないのとダルいのであんまりやってない。持ち運ぶと重いし。


乾燥肌にはこれ!ってオススメされたのをそのまま使ってるんですが、ブラシで薄く塗るとふわっとベールをかけたみたいな肌になれます。指で塗ると厚くなりすぎちゃってあんまり良くない。

毛穴は隠れるけどニキビ跡や肌の赤み、クマなどは隠れないので気になる方はコンシーラー必須。この下地もファンデも塗る前に保湿をしっかりめにしないと毛穴が浮いて死にます。

 

パーソナルカラーのアナリストさん曰く、ファンデーションブラシは平筆よりこういう丸っぽい形の方が薄づきになって特にウィンターやスプリングには良いらしいです。

資生堂 ファンデーション ブラシ 131 (専用ケース付き)

資生堂 ファンデーション ブラシ 131 (専用ケース付き)

 

 

レブロン スキンライト プレスト パウダー #104 ラベンダー

フェイスパウダーは特にこだわりありません。化粧直しの際にパフで塗ると毛穴!!!!になって死ぬ人はこういうブラシ付属のものがいいと思います。鏡がついてるところと細かいシルバーパールが好き。

 

 

セザンヌ パールグロウハイライト  01 シャンパンベージュ

中々手に入らないやつ。今回調べてたら7月にピンクっぽい色味の新色が出るらしいです。

 

ちょんと取ってサッと塗れば水光肌ができる。ほんとにちょっとだけでツヤツヤキラキラするのでたぶん一生なくならないと思う。結構使ってるのにまだ表面の模様が一部しか消えてません。

鼻筋と目頭は指、Cゾーンと顎は付属のブラシで塗ってます。付属のだと指の1/5くらいしかつきません(体感)

 

 

マジョリカ マジョルカ ワンダー フィクサー

ドンキホーテ限定。ミストで白粉を噴きかけるタイプのやつです。ないよりマシ。

使う前に振らないと時間経過と共に白いカビみたいになって浮き上がってくるので良く振りましょう。

 

 

ローラ メルシエ ブラッシュ カラー インフュージョン 03 ポメグラニット

f:id:omaenannyanenn:20190607140431j:image

チークはベースじゃないけど1個しかないのでここで。欲しい欲しい言ってたらフォロワーが誕生日にくれた。ラブ。

職場にポーチごと忘れてきたんですけど、これしかチークの写真撮ってなかったのでついでに自慢します。

 

まず色がかわいい!!カシスとピンクの中間みたいな色。細かいパールがちらちらして綺麗です。

じゅわっと火照るような血色感に透明感。パウダーなのにクリームチークを塗ったみたいな仕上がりになるくらい粉っぽくないのがすごい。

 

 

アイシャドウ

瞼何個あんねん。ベース以外のスウォッチのようなものです。いちばん上の画像の左→右。

f:id:omaenannyanenn:20190601180414j:image

 

キャンメイク ラスティングマルチアイベース

旧商品の方。リニューアル後のものも持ってますが特に使用感に差はないと思います。

 

米粒くらいの量を指に出し、空いた方の手の指で擦り合わせて体温で溶かしてから瞼に塗るようにすると調節しやすいです。これもコスパが良すぎるのでたぶん一生使い切れない。バカなのでまだ旧商品と新商品1本ずつあります。

 

時間が経つとアイシャドウが二重の溝に溜まって消えちゃうので必需品。でも透明なので良く塗るのを忘れます。最近まで使ってなかった。

 

 

アナスイ ウォータリー アイカラー 600

ほんとは300が欲しかったけど存在を知って駆け込んだときには遅かった。ブロンズベースにピンクの偏光パールがめちゃくちゃ入ってるので面で光る。

 

超かわいいんですが時間経過で何故かラベンダーに変色するので若干持て余し気味。ベース仕込んだら多少マシになるかなあと思ってポーチに入れたもののまだ試してないです。薄く塗れば違うのかな〜

 

 

マジョリカ マジョルカ シャドーカスタマイズ BE384 コルク

2個めです。最近は在庫も安定してきたっぽい?

くすみすぎないピンクベージュにシルバーラメ、多色パール。質感もツヤっとしてて世界でいちばん好きなアイシャドウ。

 

どんなシャドウと重ねても全部絶妙な色味に持って行ってくれる。愛。

ちょっと濃いけど上にも下にもベースカラーとして使っています。これを使わずに化粧する方法を忘れた。

 

 

オレンジのシャドウ腕に塗るの忘れてた。フランス行ったとき適当に入ったお店で割と適当に買ったやつです。

現時点では通販など使っても日本で買えないっぽいのでまあいいや。わたしは彩度が高くてラメが入っていればオレンジでも使えるんですが、純粋なブルーベースの方だと難しいかもしれない。上のコルクを重ねてぼかしています。

 

 

アディクション ザ アイシャドウ 124

2018年2月に梅田阪急店にて限定発売してたものなので、今新品を手に入れようと思うと難しいかもしれないです。

 

ラベンダーベースにグリーンやシルバー、ブルーのラメがザクザク入っててかわいい。ラメは丸や三角や四角といろんな形があって、ホログラムみたい。塗るガラス。

 

 

 

アイライナー

瞼何個あんねん。なんかいまいち色綺麗に映らなかった。

f:id:omaenannyanenn:20190605025052j:image

 

 

msh ラブ・ライナー リキッド グレージュブラウン

グレーのアイライナー、化粧感が出すぎないのでサマーの方にオススメです。わたしはウィンターですがキツくなるのが嫌なので黒よりもグレー派。ピンクシャドウを使ったときはこっちを使うことが多いです。

 

線が引きやすく、シャドウの上からでも綺麗に発色して、落ちにくい。これに限らず持ってるアイライナーは全部そうです。

 

 

UZU BY FLOWFUSHI UZU アイオープニングライナー WHITE(ホワイト)

レトロっぽいメイクがしたくて買った。レトロ?バービー?

目頭から太めにしっかり白ライン引いた上から細く黒でライン入れてピンクリップ絶対かわいい。やったことないけど。

 

白ライン、どんなシャドウの色とも合うしいろんな引き方しても意外と奇抜になりすぎなくて良い。フェルトタイプだけど引きやすいので他の色も欲しい。

 

 

キングダム リキッドアイライナーS バーガンディ

2018年冬の限定。なんか朱赤っぽく映ってるけど実際もっと青みの強い赤です。

いちばん良く使うのはこれ。細筆で書きやすくて好き。大分前にブラウンも使ってました。

 

 

これはもう大枚叩かないと買えないみたいなんですが(さらっとしか調べてないけど)、UZUのバーガンディも似た仕上がりにならないかなあ。

 

ウィンタータイプが使いがち(だと勝手に思ってる)赤やピンク系のシャドウと相性が良い上に当然グレーより彩度が高いので、バーガンディのアイライナーはビビットウィンターの最適解かもと思っています。

ウィンターで良く言われるコントラストを重視するならやっぱり黒がいいんだろうけど、わたしはハッキリ分けすぎるとなんとなく違和感があります。ビビットタイプだからなのかセカンド春だからなのかは謎。

 

 

KATE ダブルラインエキスパート

あっそれわたしも使ってる!率ナンバーワン。これ思いついた人ほんとに天才だと思う。特許とか取った方が良かった。

 

影を書くのにちょうどいい色味で、わたしは涙袋の強調に使ってます。乾くのが早すぎて仕上がりが!!線!!にならないように、描いた瞬間強めにぼかして陰影っぽいのを作ってからもう1回同じところに描いて軽くぼかすようにしてる。

 

あるとないでは大分違う。ここまでダラダラと書いといてなんなんですけど、これで眉毛描く人間なのでわたしの言うことはあまり信用しないでください。

 

 

セザンヌ ノーズ&アイブロウパウダー 01キャメル

まずは眉毛。これ写真撮るの忘れてました。

黄みよりのブラウンなので髪の色が抜けてきたときに使います。たぶんスプリングだと思ってた時期に買ったやつだと思う。

そこそこ落ちない。ファンデがピンクなのでノーズシャドウとして使うと浮きます。

 

 

ヘビーローテーション カラーリングアイブロウR 07 アッシュベージュ

これの01番をなんかもう物心ついたときから使ってる気がする。

 

暗めの色で眉毛書いて明るめの眉マスカラをすると立体感が出るような気がします。

地肌につかないしダマにならないし滲まないし落ちない。乾いたあと触るとちょっとパリパリして面白い。

 

最初睫毛に塗るために買いました。毛先にちょんちょんつけたらかわいかったです。でも目の周りにそれ専用として作られてない化粧品を使うのはあんまり良くないらしいです。目の皮膚は薄いのでチークをアイホールに塗るのも微妙らしい。やるけど。

 

 

KATE ラッシュマキシマイザー EX-1

自分の睫毛は少ない細い短いのマイナス三拍子なので必須です。リニューアルされたものはあんまり評判が良くないけど、毎日使ってるのにまだ旧のものがなくなってない。新買ってみて先に使うべき?

 

分かりやすく塗ってる感があるので黒より白の方が好き。ビューラーしなくても上がる!って韓国人にも好評だった。わたしはビューラー*2したいです。

 

睫毛星人なので昔はマスカラ4本重ねで使ったりしてたけどこの下地とマスカラで充分です。

 

あと現場のときはマスカラの上からトップコートとしてキャンメイクのクイックラッシュカーラーを塗ってます。

コームで睫毛を梳かす用途と涙でできるだけ落ちないように。ウォータープルーフ使ってても化粧品会社の想定以上のウォーターを毎日出すのであんまり意味がない…。

 

1回泣きワ(泣きフォロワー)キャンメイクの方をオススメしたものの普通に落ちちゃったらしくて、わたしはもしかしたらこのケイトの下地と併用してるから大丈夫なのかもしれない。シャドウとアイラインが無の状態になっても睫毛だけは生きてる…。

 

 

RMK Wカラーマスカラ EX-05 ロイヤルバイオレット

2018年秋の限定。この時期の限定テーマがめちゃくちゃ最高で、全部かわいかった。同じ時期の限定でフェイスパウダーも買ったのにかわいすぎて1回も使ってない。わたしが使ったら妖精さんは死んでしまう…。

f:id:omaenannyanenn:20190606024231j:image

 

マスカラはバーガンディっぽい紫と淡いラベンダーグレーの2色。ラベンダーグレーもかわいいけど塗るとただでさえ無い睫毛が更に無へと近づいてしまう。

 

彩度が黒よりあるから馴染むのか、ただ色があるのが面白いのか自分でも分かってないんですが、気に入ってほぼ毎日使ってる。

ほぼ毎日1年弱の間使い続けてもなくならないものが普通に売ってるのにコスメの消費期限の話されてもな…と思うよな(貧乏性)

 

これなくなったら何使おう。葡萄色のマスカラ見つけたら教えてください。

 

 

リップ

f:id:omaenannyanenn:20190607024113j:image

左がオペラで右がロレアル。

 

エチュードハウス ベリーデリシャス カラーイン リキッドリップジューシー #31

廃盤になってた。パッケージがかわいいのと、水色の液がピンクに変わるのが面白い!と思って買ったやつ。

 

イチゴの甘い匂いが人を選びそう。ティントだし落ちにくいけど自分に合う・合わないで言うと可もなく不可もなくという感じ。

 

ロレアル単体だと色が薄すぎるしすぐ落ちちゃう*3ので補強的な役割を期待して入れています。

 

 

オペラ ティントオイルルージュ 11 コズミックピンク

限定色。マジでこれを"超える"リップに出会ったことがない。色味質感ラメ色持ちどれを取っても最強で、これが""""合う""""ってことなんだな…ってハッキリ分かるリップ。

 

流石にラメは時間が経つと落ちちゃうんですが、ティントなので最高の色がずっと残ってるのが嬉しい。5分に1回のペースで飲み物を飲むので…*4*5

 

ストック買ったんですが流石に1年間毎日使ってると厳しくなってきて、こういうリップブラシで抉り取りながら使ってます。

 

オペラのティントは元々唇が剥けやすい人は厳しいって話を聞くんですが、わたしは塗るといちばん表面の皮膚だけがふやけます。足の角質パックの土踏まず部分みたいな感じ(伝わる?)

 

全然関係ないんですけど、これちゃんと硬い部分もある程度しっかり剥けて安いので良かったです(アマゾン生活女)



しばらく塗らないと分厚くなってカサカサしてきて割れたり、思わず歯で千切って血が出たりする*6のでリップスクラブするのとそう変わらないと思う。ほんとは良くないのかもしれないけど。

 

皆にオススメ!ってよりは俺にはお前しかおらんのやというリップです。今必死で代わりを探してるんですけど、もうメルカリで買おうかな…

 

 

ロレアル パリ シャインオン 926 マクロコスム

コズミックピンクの代わりを探しながら、フィーシャピンクとラメはもちろん、質感がシアーなのが結構重要なんだと気づいて。

シャインオンのこのシリーズは重ねて使うタイプなので、これを単体で使えば近い感じになるんじゃないかと思って買いました。

 

青ラメがザクザクキラキラでかわいい。青みがちょっと足りずすぐ落ちる(給水妖怪)のが理想とは違うけど、これはこれで良いです。こっちは全く荒れないし皮もふやけない。

 

わたしは唇の色が強めなので、落ちたあとのことさえ考えなければ単体でも使えます。持て余してるオレンジ系に重ねたいなーと思いつつまだやってない。秋冬はベリー系でグラデーションにしてもかわいいと思う。

 

 

 

さらっと書こうとしたら言いたいことありすぎて6000文字超えてしまった。

今欲しいのは資生堂のカラーマスカラとTHREEの雨色ネイルとクラランスのアイクリームとキャンメイクのジュエリーシャドウベール!!

 

夏に向けてベース変えたいし他の化粧品もお勧めあったら教えてください!

 

 

*1:ブルベのシェーディング選びは鬼門

*2:1回聞かれたけど薬局で500円くらいだった適当なやつ使ってます

*3:妖怪かってくらい何度もお茶を飲むからです

*4:全然どうでもいいけど「飲み物を飲む」という意味の熟語がないの、わたしの美学に反していて不便だなと思います

*5:↑全ての基準:自分

*6:分厚くないときは文字通り歯が立たない

「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 感想(死柄木編)

※9.5割死柄木の話です

 

おは令和!(気に入った)

平成最後の現場が終わりました。超楽しかった平成の締めくくりがめちゃめちゃ楽しい舞台で平成イチの幸せ者だった!!

 

 

 


なんとなく点けていたアニメの第1話を見て何も知らないくせに大号泣したのですが、今回の舞台でも開始5分で泣きました。挫折を味わった主人公が資質を見出される展開アツすぎる。

 


登場人物の感情の現れ方やぶつけ方がリアルで、声や抑揚がいわゆるアニメ声(萌え声ではない)ので感覚としてはアニメを見ているのに近かったです。でも例えばクラスメイト同士の会話などの、漫画で言う行間やアニメで言う画面の外が描かれているのが舞台っぽくて、ここまで⒉5次元らしい⒉5次元ってもしかしたら初めて見たかもしれません*1プロジェクションマッピングを多用した演出も派手で、アニメと舞台のハイブリッドだ!!ってわくわくしました。

 

 

 

出てくる登場人物が皆それぞれひたむきで、夢を叶えようとしていて、眩しかった。そんな眩い光を闇で塗り潰そうとするのが雷太さん演じる死柄木弔でした。と言っても彼(ら)の目的は『平和の象徴であるオールマイトを殺すこと』なのですが。

 

 

 

も〜〜死柄木がとにかく悪役!!!見た目のインパクトの強さに負けない悪役っぷり。妙にゆったりとした動きで生まれる間、かと思えば瞬間移動と見紛うような俊敏な動きで生徒を襲う静と動の対比が鮮やかで、不気味な得体の知れなさがすごかった!!

「平和の象徴としての矜持を少しでもへし折って帰ろう!」からのスライディングと梅雨ちゃんの頭を掴むときにゆっくり1本ずつ這わせるように折っていくのがめちゃくちゃ怖かったです。

 


この死柄木、平和の象徴であるオールマイトをラスボスと呼んだり、「地獄の底へ堕ちろ」と歌ったり、悪というよりは悪役という印象が強く、『正義側と立場が違うだけ』なのだなあという感覚でした。ヒーローたちだって悪の根城が判るなら殲滅したいだろうし。それがヒーローらしい行為なのかはともかくとして。

 

 

 

劇中にある言葉のように悪意を持っているというよりは、本来誰もが道徳や良心で押さえつける子どもの残虐性を、抑制されることなく育ってしまった結果できあがってしまったようだなあと観ながら思っていたので後から死柄木の生い立ちを聞いて納得と同時に感服しました。子どもの心を持ったまま大きくなっちゃったらしい。

どうも!闇から生まれました!みたいな混沌はあってもコイツ悪!!!と思えないのはそのせいなのかも。本人が悪いと思ってないように見えるというか…。

 


オールマイトに「自分が楽しみたいだけだろう!」って言われるしそれに「バレるの早」って返すだけあってバリバリの快楽主義だとは思うんですけど。ところでバレるの早って死柄木がニタァと笑うところが最恐怖くてめちゃくちゃ好きです。配信だと途中からで残念…円盤絶対アップで抜いてほしい…。

 

 

 

「どうなると思う?平和の象徴がヴィランに殺されたら」って笑う死柄木のニタニタした声色に乗っかる無邪気さがアンバランスでおぞましかった。

雷太さんの演技はテニミュとピカイチとこれしか拝見したことがなく、ピカイチはノンバーバルだし知念はあんまり喋らないキャラクターなので動きの表現を重点的に見ていたんですがお声の表現もこんなにすごいんだ!ってびっくりしました。ほんとカッコいいぜ…。

 


ヴァリアーの、特にベルフェゴールが好きな人間は絶対死柄木のことも好きだという仮説があるんですがどうですか?(?)

「そうだ、やるっきゃないぜ目の前にラスボスがいるんだもの」ってセリフ、そんな口調で喋るんだ!?って最初ちょっと意外性も不安定な感じがして好き。

 

 

 

あとソロ!!あんなお歌を長く聞けると思わなくてめちゃめちゃ嬉しかった…。

高めで伸びやかなのに粘着質でじめっとしてるように聞こえるの表現力が高すぎてすごい。

 

 

 

表彰式でぬるっと出てきて顔全体を覆う手を取ってまた捌けていく演出が彼らヒーロー側に迫り行く不安や恐怖を表しているようでゾッとしたんですが、あの表情がま〜すごかった!

一切の感情を乗せない無表情に目だけが憎悪に燃えて仄暗かった。完敗だ!って転がって悔しがるシーンからその表情が来るのすごい。わたしが死柄木役だったら(謎の前提)あそこで笑っちゃうだろうな…。

 

 

 

他のキャラクターやキャストについても書きたかったんですが、気づけばディレイ配信の期間が今日までなので慌てて死柄木部分だけ書きました。でもまだ死柄木についても書き忘れたところあると思う。

 


すごく素敵な舞台だったのでいずれ他の子についても書きたいです。上海公演が始まるまでには…。上海日帰りででも行くかどうかマジで結構迷ってるんですけど、どうしよう。

*1:FGOも⒉5次元らしいな〜!と思いましたが